「教育学部に編入したいけど、何を勉強すればいい?」
「教育学部編入では英語が必要?」
「教育学や心理学の専門知識は必要?」
「他学部から教育学部へ編入できる?」
大学編入を考えている人の中には、こうした疑問を持っている人もいると思います。
教育学部への編入では、大学やコースによって試験内容が大きく異なります。
例えば、英語・専門科目・面接を課す大学もあれば、論文や面接を中心に選考する大学もあります。
実際に、秋田大学では教育系の編入学試験で英語と専門教育科目を実施している一方、広島大学教育学部の3年次編入では個人面接(口頭試問を含む)と集団面接を実施しています。
そのため、
「教育学部編入だから英語と教育学を勉強すればいい」
とは限りません。
この記事では、
- 教育学部編入の試験科目
- 教育学・専門科目対策
- 英語対策
- 小論文・論文対策
- 面接対策
- 他学部からの編入
- 効率的な勉強法
について解説します。

🦊ネクからひとこと
教育学部編入では、教育に関する知識だけでなく、教育や人間について自分の考えを論理的に説明する力も重要です。
まずは志望する大学・コースを決めて、そこで求められる知識や能力を確認しましょう。
教育学部への大学編入とは?
教育学部への大学編入とは、現在通っている大学や短期大学などから、別の大学の教育学部や教育系学部へ移ることです。
教育学部には、
- 初等教育
- 中等教育
- 教育学
- 教育心理学
- 特別支援教育
- 幼児教育
- 教科教育
- 国際教育
など、さまざまな分野があります。
そのため、同じ教育学部でも大学やコースによって学ぶ内容や編入試験の形式が大きく異なります。
例えば、北海道大学教育学部では第3年次編入学試験を実施しており、筆記試験と口述試験によって選考しています。名古屋大学教育学部でも第3年次編入学を実施しています。
また、大学によっては教育学部ではなく「教育文化学部」「子ども教育学部」などの名称で教育系の編入制度を設けている場合もあります。
教育学部編入の試験科目は?
代表的な試験科目としては、
- 英語・外国語
- 教育学などの専門科目
- 小論文・論文
- 面接
- 口頭試問
- 志望理由書などの書類
- 実技試験
などがあります。
例えば秋田大学教育文化学部では、教育系の編入学試験で基礎的科目として英語、専門教育科目として教育実践・英語教育・理数教育などの専門科目を設けています。
一方、関西学院大学教育学部の編入学試験では、英語と小論文の過去問題が公開されています。
このように、大学によって必要な対策はかなり変わります。
教育学部を受験するときは、まず志望大学・コースの募集要項を確認することから始めましょう。
教育学部編入の専門科目対策
専門科目がある場合は、まず教育学の基礎知識を固めましょう。
例えば、
- 教育学
- 教育心理学
- 発達心理学
- 教育制度
- 教育史
- 学習・発達
- 教育課程
- 特別支援教育
- 生徒指導
- 教育社会学
などです。
ただし、すべてを勉強すればいいわけではありません。
志望大学の過去問を確認して、実際にどの分野が出題されているのかを把握することが重要です。
また、教育学の用語を暗記するだけで終わらせないことも大切です。
例えば、
「教育格差とは何か」
だけではなく、
「教育格差が生じる原因は何か」
「教育格差を縮小するためにはどのような方法が考えられるか」
といった形で、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
教育学部編入の英語対策
英語が試験科目なら、まずは基本的な英語力を固めます。
おすすめは、
単語 → 文法 → 英文解釈 → 長文
の順番です。
教育学部の編入試験では、教育・心理・社会などに関する英文が出題されることもあります。
そのため、単語や文法を覚えるだけでなく、英文の内容を正確に読み取る力を身につけておきましょう。
特に、
- 教育
- 子どもの発達
- 学校
- 社会
- 心理学
- 学習
などのテーマに関する文章に慣れておくと、専門的な英文にも対応しやすくなります。
また、大学によっては英語そのものを筆記試験で評価する場合もあれば、英語を含む総合問題として出題する場合もあります。
例えば北海道大学教育学部の2026年度編入では、筆記試験の「総合問題」に英語と論文が含まれていました。
小論文・論文対策
小論文や論文がある場合は、
教育に関する知識+論理的に説明する力
を鍛えましょう。
例えば、
「現代の教育が抱える問題について論じなさい」
「教育格差について、具体例を挙げて論じなさい」
「学校教育における教師の役割について論じなさい」
といったテーマが出た場合、
主張 → 理由 → 具体例 → 考察 → 結論
という流れを意識します。
教育に関するテーマでは、単なる感想文にならないよう注意しましょう。
「学校教育は大切だと思う」
だけではなく、
「なぜそう考えるのか」
「具体的にどのような問題があるのか」
「その問題に対してどのような対応が考えられるのか」
まで説明することが大切です。
また、教育に関するニュースや社会問題にも日頃から関心を持っておくと、論文を書く際の材料になります。
面接・口頭試問対策
面接がある場合は、
- なぜ教育学を学びたいのか
- なぜこの大学なのか
- なぜ編入するのか
- 入学後に何を学びたいのか
- どのような教育分野に興味があるのか
- 卒業後に何をしたいのか
などを答えられるようにしておきましょう。
特に教育学部では、
「なぜ教育について学びたいのか」
を具体的に説明できることが重要です。
例えば、
「子どもが好きだから教育学を学びたい」
だけではなく、
「教育実習やボランティアなどの経験から、○○という教育問題に興味を持ち、大学で○○について研究したい」
のように、自分の経験と学びたい内容を結びつけると説明しやすくなります。
大学によっては口頭試問を含む面接を実施する場合もあります。
例えば広島大学教育学部の3年次編入では、個人面接(口頭試問を含む)と集団面接を実施しています。
そのため、志望理由だけでなく、教育学に関する基礎的な質問にも答えられるようにしておくと安心です。
他学部から教育学部へ編入できる?
可能です。
例えば、
文学部 → 教育学部
心理学部 → 教育学部
社会学部 → 教育学部
経済学部 → 教育学部
のように、現在とは異なる分野から編入を目指すこともできます。
ただし、大学や学科・コースによって出願資格や条件は異なります。
例えば、大学に2年以上在学して所定の単位を修得することなどを条件としている大学もあります。名古屋大学教育学部でも、大学に2年以上在学して所定の単位を修得した者などを対象として第3年次編入学を実施しています。
また、教育系の編入では、希望するコースによって専門知識が必要になる場合もあります。
そのため、他学部から教育学部への編入を考えている場合は、志望大学の出願資格と試験科目を必ず確認しましょう。
教育学部編入の勉強法
おすすめは次の流れです。
STEP1 志望大学・コースを決める
まずは、
- 教育学
- 初等教育
- 中等教育
- 特別支援教育
- 教育心理学
- 教科教育
など、自分が何を学びたいのかを決めます。
教育学部はコースによって学ぶ内容が大きく異なるため、大学名だけでなく、カリキュラムや研究内容まで確認しておきましょう。
STEP2 試験科目を確認する
英語、専門科目、論文、面接など、必要な対策を整理します。
この段階で、「何を勉強すれば合格に近づけるのか」を明確にしましょう。
STEP3 過去問を見る
過去問を確認して、
「どんな問題が出るのか」
「どの程度の知識が必要なのか」
を把握します。
教育学部では、大学によって専門科目や英語、論文などの出題内容がかなり異なります。
秋田大学のように過去問題を公開している大学もあるため、利用できる場合は早めに確認しましょう。
STEP4 基礎を固める
専門科目があるなら教育学の基礎から。
英語なら単語・文法・読解から。
論文なら文章構成や論述練習から始めましょう。
最初から難しい問題ばかり解く必要はありません。
まず基礎を固めてから、徐々に過去問レベルへ進むことが大切です。
STEP5 過去問で仕上げる
最後は過去問を使って実戦練習を行います。
知識不足なのか、論述力なのか、英語力なのか、時間配分なのか。
自分の弱点を見つけて修正していきましょう。
教育学部編入で注意したいこと
教育学部を選ぶときは、編入後にどのようなことを学べるのかを確認しておきましょう。
同じ教育学部でも、
教育学を中心に研究する大学と、教員養成や特定の教科教育を中心に学ぶ大学では、カリキュラムが大きく異なります。
また、3年次編入では、これまで修得した単位がどの程度認定されるかによって、卒業までの履修計画が変わることがあります。
名古屋大学教育学部でも、3年次編入学生には編入後に所定の単位を修得することが求められています。
編入前に、
「何を学べるか」
「どのコースに所属するのか」
「どの先生のもとで研究できるか」
「卒業までにどのくらい単位が必要か」
を確認しておくと安心です。
教育学部編入はこんな人におすすめ
例えば、
- 教育について専門的に学びたい
- 学校教育に興味がある
- 子どもの発達について学びたい
- 教育心理学を学びたい
- 特別支援教育に興味がある
- 現在の専攻から教育分野へ方向転換したい
- 将来、教育に関わる仕事をしたい
- 教育問題や社会問題について研究したい
という人には、教育学部への編入は選択肢の一つです。
まとめ
教育学部への大学編入では、大学やコースによって試験内容が大きく異なります。
英語。
専門科目。
小論文・論文。
面接・口頭試問。
など、必要な対策は志望大学によって変わります。
そのため、
①志望大学・コースを決める
↓
②試験科目を確認する
↓
③過去問を見る
↓
④必要な科目を勉強する
という順番で進めましょう。
専門科目がある場合は、教育学の基礎知識を身につけるだけでなく、教育や人間の発達について自分の考えを論理的に説明する力も鍛えておくことが大切です。
他学部から教育学部への編入を考えている人も、最初から諦める必要はありません。
「教育学部に行きたい」だけで終わらせず、「教育学部で何を学びたいのか」まで明確にすること。
それが大学選びや試験対策、面接にもつながります。









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