「外国語学部に編入したいけど、何を勉強すればいい?」
「外国語学部編入では英語が必要?」
「英語以外の外国語も勉強しておく必要がある?」
「他学部から外国語学部へ編入できる?」
大学編入を考えている人の中には、こうした疑問を持っている人もいると思います。
外国語学部への編入では、大学や学科、専攻言語によって試験内容が大きく異なります。
例えば、英語や中国語などの外国語試験と面接を課す大学もあれば、小論文と面接を中心に選考する大学もあります。
実際に、北九州市立大学の外国語学部では、英米学科が「英語・面接」、中国学科が「中国語・面接」、国際関係学科が「小論文・面接」という試験科目になっています。
また、帝京大学の外国語学部では、編入学選抜で「国語または英語」から1科目を選択し、書類審査と面接を組み合わせて選考しています。
そのため、
「外国語学部編入だから英語だけ勉強すればいい」
とは限りません。
この記事では、
- 外国語学部編入の試験科目
- 外国語・語学対策
- 英語対策
- 小論文・論文対策
- 面接対策
- 他学部からの編入
- 効率的な勉強法
について解説します。

🦊ネクからひとこと
外国語学部編入では、外国語を使う力だけでなく、言語や文化について自分の考えを説明する力も重要です。
まずは志望する大学・学科・専攻言語を決めて、そこで求められる能力を確認しましょう。
外国語学部への大学編入とは?
外国語学部への大学編入とは、現在通っている大学や短期大学などから、別の大学の外国語学部や外国語・国際系の学部へ移ることです。
外国語学部には、
- 英語
- 中国語
- フランス語
- ドイツ語
- スペイン語
- ロシア語
- 韓国語
- 国際関係
- 異文化コミュニケーション
- 通訳・翻訳
など、さまざまな分野があります。
そのため、同じ外国語学部でも大学や学科によって学ぶ内容や編入試験の形式が大きく異なります。
例えば、関西大学外国語学部では、英語や中国語を主専攻言語として学ぶほか、異文化コミュニケーション、通訳翻訳、国際協力・地域協力などの分野も学べるカリキュラムが用意されています。
また、大阪大学外国語学部でも3年次編入学試験を実施しています。2027年度入学者選抜からは出願資格が変更されるため、受験を考えている場合は最新の募集要項を確認する必要があります。
外国語学部編入の試験科目は?
代表的な試験科目としては、
- 英語・外国語
- 外国語の専門試験
- 小論文・論文
- 面接
- 口頭試問
- 書類審査
- 外部英語資格試験のスコア
などがあります。
例えば北九州市立大学では、外国語学部の編入学試験で、英米学科は英語・面接、中国学科は中国語・面接、国際関係学科は小論文・面接を実施しています。
一方、帝京大学外国語学部の編入学選抜では、国語または英語から1科目を選択する学科試験、書類審査、面接によって選考しています。
このように、大学や学科によって必要な対策はかなり変わります。
外国語学部を受験するときは、まず志望大学・学科の募集要項を確認することから始めましょう。
外国語学部編入の語学対策
外国語の試験がある場合は、まず基礎的な語学力を固めましょう。
英語なら、
単語 → 文法 → 英文解釈 → 長文
の順番で勉強するのがおすすめです。
中国語やフランス語などの場合も、
単語・語彙 → 文法 → 読解 → 実戦問題
というように、基礎から段階的に進めていきましょう。
ただし、外国語学部の編入試験では、単純な語学力だけでなく、大学で専門的に外国語を学ぶための読解力や文章理解力が求められる場合があります。
そのため、
「単語をたくさん覚えた」
だけで終わらせず、
文章全体の内容を正確に理解する力
を身につけることが大切です。
また、大学によっては外部の語学資格を利用できる場合もあります。
例えば神奈川大学外国語学部英語英文学科では、英語資格を利用して筆記試験を免除し、書類審査と面接によって選考する編入学試験も設けられています。
そのため、志望大学が決まったら、TOEIC・英検・TOEFLなどの外部試験を利用できるかも確認しておきましょう。
外国語学部編入の英語対策
英語が試験科目なら、まず基本的な英語力を固めます。
特に、
- 英単語
- 英文法
- 英文解釈
- 長文読解
- 英作文
などをバランスよく勉強しましょう。
外国語学部では、一般的な英文だけでなく、
- 言語
- 文化
- 社会
- 国際関係
- 異文化コミュニケーション
- 教育
などに関する英文が扱われる場合もあります。
そのため、英文を読む際には、
「何について書かれているのか」
だけでなく、
「筆者は何を主張しているのか」
まで意識して読むことが重要です。
また、英語以外の外国語を専攻する場合でも、大学によっては英語が試験科目になることがあります。
「専攻は中国語だから英語は必要ない」と決めつけず、必ず志望大学の試験科目を確認しましょう。
小論文・論文対策
小論文や論文がある場合は、
外国語・国際関係に関する知識+論理的に説明する力
を鍛えましょう。
例えば、
「異文化理解の重要性について論じなさい」
「グローバル化が言語に与える影響について論じなさい」
「外国語教育の役割について論じなさい」
といったテーマが出た場合、
主張 → 理由 → 具体例 → 考察 → 結論
という流れを意識します。
外国語や国際関係について書く場合も、単なる感想文にならないよう注意しましょう。
「外国語を学ぶことは大切だと思う」
だけではなく、
「なぜ重要なのか」
「具体的にどのような効果があるのか」
「どのような課題があるのか」
まで説明することが大切です。
また、国際ニュースや外国の文化、言語に関する話題にも日頃から関心を持っておくと、論文を書く際の材料になります。
面接・口頭試問対策
面接がある場合は、
- なぜ外国語を学びたいのか
- なぜこの大学なのか
- なぜ編入するのか
- なぜこの専攻言語を選んだのか
- 入学後に何を学びたいのか
- 興味のある国・地域はどこか
- 卒業後に何をしたいのか
などを答えられるようにしておきましょう。
特に外国語学部では、
「なぜその言語を学びたいのか」
を具体的に説明できることが重要です。
例えば、
「英語が好きだから」
だけではなく、
「海外の○○という文化に興味を持ったことをきっかけに、○○について学びたい」
のように、自分の興味と大学で学びたい内容を結びつけておくと説明しやすくなります。
また、大学によっては外国語そのものについて質問される場合もあります。
そのため、面接対策では志望理由だけでなく、専攻言語や文化、国際関係について自分なりの考えを話せるようにしておくと安心です。
他学部から外国語学部へ編入できる?
可能です。
例えば、
文学部 → 外国語学部
教育学部 → 外国語学部
国際関係学部 → 外国語学部
経済学部 → 外国語学部
のように、現在とは異なる分野から編入を目指すこともできます。
ただし、大学や学科・専攻によって出願資格や条件は異なります。
また、外国語学部では、編入前に一定の外国語科目を修得していることを出願条件としている大学もあります。
例えば大阪大学外国語学部では、2026年度入試まで、志願する専攻言語について同学部の専攻語科目に相当する授業科目を16単位以上修得していることなどが出願資格の一つになっていました。2027年度入試からは出願資格が変更されています。
そのため、他学部から外国語学部への編入を考えている場合は、志望大学の出願資格を早めに確認しておくことが重要です。
外国語学部編入の勉強法
おすすめは次の流れです。
STEP1 志望大学・学科・専攻言語を決める
まずは、
- 英語
- 中国語
- フランス語
- ドイツ語
- スペイン語
- 国際関係
- 異文化コミュニケーション
- 通訳・翻訳
など、自分が何を学びたいのかを決めます。
外国語学部は大学によって学べる言語や専門分野が大きく異なるため、大学名だけでなく、カリキュラムや研究内容まで確認しておきましょう。
STEP2 試験科目を確認する
英語、外国語、小論文、面接など、必要な対策を整理します。
さらに、
「編入前に必要な単位や語学資格があるか」
も確認しましょう。
試験科目だけを見ていると、出願資格を満たせないケースもあるため注意が必要です。
STEP3 過去問を見る
過去問を確認して、
「どんな問題が出るのか」
「どの程度の語学力が必要なのか」
を把握します。
例えば北九州市立大学では、外国語学部の編入学試験について英語・中国語・小論文などの過去問題や出題の意図を公開しています。
大阪大学外国語学部でも、3年次編入学試験の過去問題を大学内で閲覧できます。
STEP4 基礎を固める
外国語なら単語・文法・読解から。
小論文なら文章構成や論述練習から始めましょう。
専攻する言語について基礎が不足している場合は、最初から難しい専門書に手を出す必要はありません。
まず基礎的な語学力を固めてから、徐々に過去問レベルへ進むことが大切です。
STEP5 過去問で仕上げる
最後は過去問を使って実戦練習を行います。
語彙不足なのか、文法なのか、読解力なのか、論述力なのか、時間配分なのか。
自分の弱点を見つけて修正していきましょう。
外国語学部編入で注意したいこと
外国語学部を選ぶときは、編入後にどのようなことを学べるのかを確認しておきましょう。
同じ外国語学部でも、
外国語そのものを中心に学ぶ大学と、国際関係・地域研究・異文化コミュニケーションなどを幅広く学ぶ大学では、カリキュラムが大きく異なります。
また、3年次編入では、これまで修得した単位がどの程度認定されるかによって、卒業までの履修計画が変わることがあります。
例えば関西大学外国語学部では、編・転入学以前に修得した単位について、一定の基準で56単位を限度に認定するとしています。
編入前に、
「何を学べるか」
「どの言語を専攻するのか」
「どの地域・文化について研究できるか」
「編入前の単位がどの程度認定されるか」
を確認しておくと安心です。
外国語学部編入はこんな人におすすめ
例えば、
- 外国語を専門的に学びたい
- 英語や中国語などの語学力を高めたい
- 海外の文化や社会について学びたい
- 異文化コミュニケーションに興味がある
- 国際関係や地域研究を学びたい
- 通訳・翻訳について学びたい
- 現在の専攻から外国語・国際分野へ方向転換したい
- 将来、外国語を使う仕事に就きたい
という人には、外国語学部への編入は選択肢の一つです。
まとめ
外国語学部への大学編入では、大学や学科、専攻によって試験内容が大きく異なります。
英語。
外国語。
小論文・論文。
面接。
など、必要な対策は志望大学によって変わります。
そのため、
①志望大学・学科・専攻言語を決める
↓
②試験科目と出願資格を確認する
↓
③過去問を見る
↓
④必要な科目を勉強する
という順番で進めましょう。
外国語の試験がある場合は、語彙や文法を身につけるだけでなく、文章の内容を正確に理解し、自分の考えを説明する力も鍛えておくことが大切です。
他学部から外国語学部への編入を考えている人も、最初から諦める必要はありません。
ただし、大学によっては編入前の外国語科目の単位や語学資格などを出願条件としている場合があります。
「外国語学部に行きたい」だけで終わらせず、「外国語学部で何を学びたいのか」まで明確にすること。
それが大学選びや試験対策、面接にもつながります。









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