「看護学部に編入したいけど、何を勉強すればいい?」
「看護学部編入では、英語や専門科目が必要?」
「看護師として働きながら大学に編入できる?」
「看護系の専門学校から大学へ編入できる?」
「他学部から看護学部へ編入することはできる?」
大学編入を考えている人の中には、こうした疑問を持っている人もいると思います。
看護学部への編入では、大学によって試験科目や出願資格が大きく異なります。
特に3年次編入では、看護系の短期大学や専門学校などを卒業し、看護師免許を有することなどを出願資格としている大学もあります。
例えば、日本赤十字看護大学の2027年度3年次編入学試験では、3年課程の看護短期大学・看護専門学校の卒業者などを対象とし、看護学の学力検査と面接を実施しています。
また、京都看護大学の2027年度3年次編入でも、看護師養成課程を修了した者などを出願資格としており、専門科目・小論文・面接によって選抜しています。
一方で、大学によっては英語や総合問題、専門科目などを組み合わせて選抜するケースもあります。
このように、
「看護学部編入だから英語と看護学だけ勉強すればいい」
とは限りません。
この記事では、
- 看護学部編入の試験科目
- 看護学の専門科目対策
- 英語対策
- 小論文対策
- 面接対策
- 看護系短大・専門学校からの編入
- 他学部から看護学部への編入
- 効率的な勉強法
- 編入後の実習・単位認定で注意したいこと
について解説します。

🦊ネクからひとこと
看護学部への編入は、「大学に入り直す」だけじゃなくて、看護師としての専門性をさらに高めるための進学になるケースも多いんだよな。
ただ、大学によって出願資格も試験科目もかなり違うぜ。
だから、まずは自分が出願できる大学なのかを確認することから始めような。
看護学部への大学編入とは?
看護学部への大学編入とは、現在通っている大学や短期大学、看護専門学校などから、別の大学の看護学部・看護学科へ編入することです。
看護学部では、
- 基礎看護学
- 成人看護学
- 老年看護学
- 小児看護学
- 母性看護学
- 精神看護学
- 在宅看護学
- 公衆衛生看護学
- 看護管理
- 看護研究
など、幅広い分野を学びます。
また、看護学は医学や薬学、心理学、社会福祉などとも関係するため、人体の構造や機能、疾病、健康、医療制度などについても学びます。
ただし、看護学部の編入制度は大学によってかなり違います。
特に3年次編入では、看護師養成課程を修了した人を対象とする大学が多く、一般の大学生が他学部からそのまま3年次編入できるとは限りません。
そのため、まずは自分の学歴や取得単位、看護師資格などが志望大学の出願資格を満たしているか確認することが重要です。
なお、看護師として働きながら編入を目指すことも考えられますが、編入後は講義や実習があるため、仕事との両立が可能かどうかを大学のカリキュラムや実習日程などから事前に確認しておきましょう。
看護学部編入の試験科目は?
看護学部編入で代表的な試験科目は、
- 英語
- 看護学
- 専門基礎科目
- 総合問題
- 小論文
- 面接
- 口頭試問
- 書類審査
などです。
ただし、すべての大学でこれらが課されるわけではありません。
例えば、日本赤十字看護大学の3年次編入では、「看護学」と個人面接によって選抜しています。看護学の試験では、看護学部で学ぶために必要な学力を評価し、面接ではコミュニケーション能力や問題解決能力などを評価しています。
一方、獨協医科大学看護学部の2027年度3年次編入では、専門科目・小論文・面接を実施しています。
また、大学によっては英語を試験科目に含める場合もあります。
そのため、
「看護学部編入=この科目」
と決めつけるのではなく、志望大学の募集要項を必ず確認しましょう。
看護学部編入の専門科目対策
看護学部編入で特に重要なのが、看護学の専門科目です。
大学によって出題範囲は異なりますが、
- 基礎看護学
- 成人看護学
- 老年看護学
- 小児看護学
- 母性看護学
- 精神看護学
- 在宅看護学
- 看護学概論
- 公衆衛生
- 看護倫理
などが代表的です。
例えば京都看護大学では、専門科目の出題範囲として専門基礎、基礎看護学、母性・小児・成人・老年・精神・在宅看護学などを挙げています。
専門科目の対策では、単純に用語を暗記するだけでは不十分です。
例えば、
「この患者に対して、なぜこの看護援助が必要なのか」
「この症状から何を観察する必要があるのか」
「患者の状態が変化した場合、どのように対応するのか」
といったように、知識を実際の看護場面と結びつけて考えられるようにしましょう。
特に編入試験では、基礎知識を前提として、状況を判断して答える力が求められることがあります。
看護学部編入の英語対策
英語が試験科目になる大学を受験する場合は、早めに対策を始めましょう。
基本的には、
単語 → 文法 → 英文解釈 → 長文
という順番で進めます。
看護・医療系の英文では、
- 医療
- 健康
- 疾患
- 高齢者
- 公衆衛生
- 医療制度
- 看護
- 生命倫理
などをテーマにした文章が出題されることがあります。
そのため、一般的な英語力だけでなく、医療・看護に関する文章を読み取る力も身につけておくと安心です。
また、大学によっては大学独自の英語試験ではなく、外部英語試験を利用する場合もあります。
したがって、
「英語の筆記試験があるのか」
「TOEICなどの外部試験を利用できるのか」
を早めに確認しておきましょう。
看護学部編入の小論文対策
看護学部編入では、小論文を課す大学もあります。
例えば、
- 高齢化社会
- 地域医療
- 在宅医療
- チーム医療
- 医療安全
- 看護師の役割
- 患者の権利
- インフォームド・コンセント
- 生命倫理
- 医療格差
- 地域包括ケア
- 少子高齢化
など、看護や医療に関係するテーマが考えられます。
小論文では、単に自分の感想を書くのではなく、
「テーマを正確に理解する」
↓
「自分の主張を明確にする」
↓
「理由や具体例を示す」
↓
「結論をまとめる」
という流れを意識しましょう。
また、看護系の小論文では、医療・看護に関する基本的な知識がないと論述しにくいテーマもあります。
普段から医療や看護に関するニュースを確認し、「この問題について看護師には何ができるのか」まで考える習慣をつけておくとよいでしょう。
面接・口頭試問対策
看護学部編入では、面接が重要になる大学も多くあります。
面接では、
- なぜ看護学部に編入したいのか
- なぜこの大学なのか
- なぜこの学科を選んだのか
- なぜ今の学校から編入したいのか
- 看護についてどのようなことを学びたいのか
- 将来どのような看護師になりたいのか
- これまでどのような看護を学んできたのか
- 編入後に何を研究したいのか
などを答えられるようにしておきましょう。
特に重要なのが、
「なぜ編入なのか」
という質問です。
例えば、
「看護師免許を取得した後、さらに大学で看護研究を学びたい」
「現在の学習だけでは十分に学べない専門分野を深く学びたい」
「将来、大学院進学を目指している」
など、編入しなければならない理由を明確にしておきましょう。
また、大学によっては専門的な質問を受けることもあります。
そのため、看護学については、
「知っている」だけではなく「説明できる」
状態を目指しましょう。
看護系短大・専門学校から看護学部へ編入できる?
可能です。
むしろ看護学部の3年次編入では、看護系短大や看護専門学校などの卒業者を対象としている大学が多くあります。
例えば、日本赤十字看護大学では、3年課程の看護短期大学や看護専門学校を卒業し、看護師免許を有する者などを3年次編入の主な出願資格としています。
京都看護大学でも、看護師養成課程の短期大学・専門学校・5年一貫教育課程などの修了者を3年次編入の対象としています。
このような編入では、すでに看護の基礎教育を受けていることを前提として、大学でさらに専門的な看護学を学ぶことになります。
そのため、看護専門学校から大学への進学を考えている人は、3年次編入を実施している大学を探すことが一つの方法です。
他学部から看護学部へ編入できる?
ここは注意が必要です。
「他学部から看護学部への編入がすべて不可能」というわけではありませんが、3年次編入では出願資格が看護系の教育課程修了者に限定されている大学が多くあります。
例えば、日本赤十字看護大学や京都看護大学の3年次編入は、看護師養成課程の修了者などを対象としています。
そのため、
経済学部 → 看護学部3年次
文学部 → 看護学部3年次
のような編入を誰でも利用できるわけではありません。
他学部から看護師を目指したい場合は、編入制度だけに絞らず、看護学部への1年次入学や、大学・専門学校の看護師養成課程なども含めて進学ルートを比較する必要があります。
つまり、
「看護学部に編入できるか」
ではなく、
「自分の現在の学歴・取得単位・資格で、どの大学のどの編入制度に出願できるか」
を確認することが重要です。
看護学部編入の勉強法
おすすめは次の流れです。
STEP1 自分が出願できる大学を探す
最初に確認したいのが、出願資格です。
特に3年次編入では、
- 看護短期大学卒業
- 看護専門学校修了
- 看護師国家試験受験資格
- 看護師免許
- 所定の単位修得
など、大学ごとに条件があります。
ここを確認せずに勉強を始めないようにしましょう。
STEP2 試験科目を確認する
次に、
「看護学は出るのか」
「英語は必要なのか」
「小論文はあるのか」
「面接だけなのか」
などを確認します。
看護学部編入は大学によって試験方式がかなり異なるため、募集要項を必ず確認しましょう。
STEP3 過去問を見る
過去問が公開されている場合は、早い段階で確認します。
看護学部では、
専門科目中心
英語+専門科目
総合問題+面接
小論文+面接
など、さまざまな形式があります。
例えば名桜大学看護学科の3年次編入では、書類審査・総合問題・面接という形式が採用されています。総合問題では、日本語・英語を素材とした読解や図表分析を組み合わせています。
このように、大学によって必要な対策は大きく変わります。
STEP4 看護学の基礎を固める
専門科目がある場合は、
- 基礎看護学
- 成人看護学
- 老年看護学
- 小児看護学
- 母性看護学
- 精神看護学
- 在宅看護学
など、志望大学の出題範囲を中心に復習します。
単語を覚えるだけではなく、患者の状態を見て必要な看護を考える練習をしましょう。
STEP5 英語・小論文を仕上げる
英語が必要なら、単語や文法の基礎から始めて長文読解へ進みます。
小論文が必要なら、医療・看護に関するテーマについて、
主張 → 理由 → 具体例 → 結論
という形で文章を書く練習を繰り返しましょう。
STEP6 面接対策をする
最後に面接対策です。
特に、
「なぜ編入するのか」
「なぜこの大学なのか」
「大学で何を学びたいのか」
「将来どうなりたいのか」
について、一貫した答えを作っておきましょう。
また、丸暗記した回答をそのまま話すのではなく、質問に合わせて自分の言葉で説明できるようにしておくことが重要です。
看護学部編入で注意したいこと
看護学部への編入では、入試だけでなく、編入後の実習や単位認定まで確認しておくことが重要です。
例えば、
「既修得単位はどの程度認定されるのか」
「3年次編入でも2年間で卒業できるのか」
「看護学の実習はどの程度残っているのか」
「希望する領域の研究室に所属できるのか」
などを確認しておきましょう。
実際、京都看護大学では3年次編入の修業年限を原則2年としつつ、既修得単位の認定状況によっては2年を超える在学が必要になる場合があるとしています。
また、名桜大学の看護学科でも、既修得科目の内容と大学のカリキュラムを照合して単位認定を行う仕組みが設けられています。
そのため、
「3年次編入だから必ず2年間で卒業できる」
とは考えず、入学前に履修計画まで確認しておきましょう。
看護学部編入はこんな人におすすめ
例えば、
- 看護専門学校から大学へ進学したい
- 看護短大から4年制大学へ進みたい
- 看護師としてさらに専門的に学びたい
- 看護研究について学びたい
- 将来、大学院への進学を目指したい
- 看護学を体系的に学び直したい
- 医療・看護分野でキャリアアップしたい
- 看護師としての専門性をさらに高めたい
- 将来的に教育・研究分野にも進みたい
という人には、看護学部への編入は選択肢の一つです。
まとめ
看護学部への大学編入では、大学によって出願資格や試験科目が大きく異なります。
看護学。
専門基礎科目。
英語。
小論文。
総合問題。
面接。
など、必要な対策は志望先によって変わります。
特に3年次編入では、看護系短大や看護専門学校などの修了を出願資格としている大学が多いため、まず自分が出願できる大学なのかを確認することが最優先です。
そのため、
①自分が出願できる大学を探す
↓
②募集要項で出願資格・試験科目を確認する
↓
③過去問を見る
↓
④看護学・英語・小論文など必要な科目を勉強する
↓
⑤面接・過去問で実戦力をつける
という順番で進めましょう。
看護学部編入では、単に看護用語を暗記するだけではなく、患者の状態や医療現場の課題を理解し、必要な看護について考えて説明する力が重要です。
また、編入後にどのような実習があるのか、単位がどの程度認定されるのか、2年間で卒業できるのか、希望する研究分野を学べるのかまで確認しておくと、大学選びで失敗しにくくなります。
そして、他学部から看護学部を目指す場合は、3年次編入だけに限定せず、自分の学歴や資格で利用できる進学ルートを幅広く比較することが大切です。
「看護学部に行きたい」だけで終わらせず、「看護学部で何を学び、将来どのような看護師・医療人になりたいのか」まで明確にすること。
それが大学選びにも、編入試験の対策にもつながります。









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