「大学編入で旧帝大に行きたい」
そう考えている人もいると思います。
ただ、最初にはっきり言っておきたいことがあります。
旧帝大への編入は、決して簡単ではありません。
「一般入試より楽なルートなのでは?」と思うかもしれませんが、そんな甘い試験ではありません。
大学・学部によって試験内容は違いますが、英語や専門科目、論述、面接などを通して、大学で学ぶための力がかなり見られます。
この記事では、旧帝大への編入を目指すなら、どのような考え方で準備すればいいのかを紹介します。

🦊ネクからひとこと
旧帝大編入は「大学受験に失敗したから、編入で逆転すればいい」というような簡単な話ではないよ。
でも、だからこそ本気で準備する価値があるんだ。
旧帝大への編入は甘くない
まず知っておきたいのは、「編入だから簡単」という考え方は捨てたほうがいいということです。
旧帝国大学とは、北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学の7つの大学です。
ただし、7大学すべてがすべての学部で編入試験を実施しているわけではありません。
たとえば北海道大学でも、学部によって編入学試験の実施状況が異なります。京都大学も法学部・経済学部・工学部など、実施学部が限られています。
つまり、
「旧帝大ならどこでも編入できる」わけではありません。
まずは自分が行きたい学部で編入試験が実施されているかを確認する必要があります。
旧帝大編入は「大学名」だけで考えない
旧帝大を目指すときに注意したいのが、
「北海道大学に行きたい」
「京都大学に行きたい」
という大学名だけで考えてしまうことです。
編入試験は、大学ごとに一律の試験ではありません。
学部によって出願資格も試験科目も大きく違います。
たとえば英語一つをとっても、独自試験ではなくTOEIC・TOEFLなどの外部試験を利用する学部があります。
また、専門科目についても経済学、法学、数学、物理など、志望学部に応じた勉強が必要になります。
そのため、
「旧帝大を目指す」
だけではなく、
「どの大学の、どの学部に編入したいのか」
まで決めることが大切です。
一般入試とは違う。でも「楽な入試」ではない
編入試験は、一般入試とは試験の仕組みが違います。
共通テストを受けて、その点数だけで勝負するような入試ではありません。
一方で、
- 英語
- 専門科目
- 小論文・論述
- 面接
- 外部英語試験
など、学部によってさまざまな力が求められます。
つまり、
「一般入試とは違う」=「簡単」ではありません。
むしろ編入試験は募集人数が限られていることも多く、少人数の枠を目指して受験生同士が競うことになります。
九州大学の物理学科では、過去の年度で合格者数が願書受付数の15〜36%程度となっており、募集人数も「若干名」とされています。
旧帝大を目指すなら、最初から難関大学の入試に挑戦するつもりで準備するくらいがちょうどいいと思います。
まずは「編入できる学部」を探す
旧帝大を目指すなら、最初にやることは勉強ではありません。
編入試験を実施している学部を調べることです。
たとえば、
「北海道大学に編入したい」
と思っても、自分が希望する学部では編入を実施していない可能性があります。
北海道大学でも、学部によって「編入学を実施していない」と明記されているところがあります。
だから、
大学 → 学部 → 編入制度 → 出願資格 → 試験科目
の順番で確認していきましょう。
出願資格を確認する
次に確認したいのが出願資格です。
編入試験では、
- 大学に一定期間在学している
- 一定数以上の単位を修得している
- 短大・高専を卒業している
- 学士の資格を持っている
など、学部によって条件が設定されています。
同じ大学でも学部が違えば条件が変わることがあります。
そのため、「旧帝大の編入資格はこれ」と一括りに考えるのは危険です。
必ず志望学部の募集要項を確認しましょう。
英語は早めに始める
旧帝大編入を考えるなら、英語は早めに準備しておきたい科目です。
特に外部英語試験を利用する学部では、ただ英語を勉強するだけではなく、
「いつまでに、どのスコアを取るのか」
まで考える必要があります。
また、外部試験には有効期限が設定されている場合もあります。
だから、
「編入試験の勉強を始めてから英語をやろう」
ではなく、早い段階から英語力を上げておくのがおすすめです。
専門科目は「大学の授業を受けているだけ」では足りないこともある
旧帝大編入を目指すなら、専門科目も重要です。
たとえば経済学部なら経済学、法学部なら法学など、志望学部に合わせて専門知識を身につけていく必要があります。
しかも、
「授業で一度習った」
だけでは、試験問題に対応できないことがあります。
編入試験では、知識を覚えるだけではなく、
問題を読んで、考えて、文章や答案として出す力
も必要になります。
そのため、
インプット → 問題演習 → 過去問
という流れを作っていきましょう。
過去問はかなり重要
旧帝大を目指すなら、過去問は早い段階で確認しておきたいです。
理由は単純で、
「何を勉強すればいいのか」を知るためです。
大学によって出題される科目も問題の形式も違います。
同じ「経済学」でも、大学によって求められるレベルや出題のされ方が違う可能性があります。
だから、
「とりあえず経済学を全部勉強する」
ではなく、
志望校の過去問を見て、必要な勉強を逆算する
ことが大切です。
面接も軽視しない
編入試験では、筆記試験だけで終わらない場合もあります。
面接では、
- なぜ編入したいのか
- なぜこの大学なのか
- なぜこの学部なのか
- 大学で何を学びたいのか
- これまで何を勉強してきたのか
など、自分の考えを説明する必要があります。
ここは、これまでの記事でも紹介してきたように、丸暗記するより、自分の言葉で説明できる状態を作ることが重要です。
「旧帝大だから無理」と最初から諦めない
ここまで読むと、
「やっぱり旧帝大なんて無理じゃない?」
と思うかもしれません。
確かに簡単ではありません。
でも、
難しいことと、最初から不可能なことは別です。
編入試験は一般入試とは違う試験方式なので、現在の大学での学習経験や、これまでの勉強を活かしながら対策できます。
私自身も、もともと旧帝大に在籍していたわけではありません。
それでも編入試験に向けて勉強し、第一志望だった旧帝大への編入を目指しました。
だからこそ、
「今の大学の名前では無理」
「自分の学歴では無理」
と決めつける必要はありません。
ただし、「編入だから逆転は簡単」と考えるのも違います。
本気で狙うなら、それ相応の努力が必要です。
旧帝大編入を目指すなら、この順番で準備する
最後に、これから旧帝大編入を目指す人向けに、準備の流れをまとめます。
STEP1 行きたい大学・学部を決める
まずは、
「どこで何を学びたいのか」
を考えます。
STEP2 編入試験の実施状況を確認する
志望学部で本当に編入試験を実施しているのかを確認します。
STEP3 出願資格を確認する
必要な在学期間、単位数、学歴などを確認します。
STEP4 試験科目を確認する
英語、専門科目、論文、面接など、何が必要なのかを把握します。
STEP5 過去問を見る
過去問から、必要な勉強量と自分との差を確認します。
STEP6 逆算して勉強を始める
ここまで確認してから、
「試験日までに何を終わらせるか」
を決めて勉強を始めます。
まとめ
大学編入で旧帝大を目指すことは、決して簡単ではありません。
「一般入試とは違うから、編入なら入りやすい」
と考えるのは危険です。
旧帝大の編入試験は、大学・学部によって制度や試験科目が大きく異なり、英語や専門科目などの十分な準備が必要になります。
だからこそ、
大学名だけを見るのではなく、志望学部の編入制度を調べる。
そして、
出願資格 → 試験科目 → 過去問 → 必要な勉強
の順番で準備していきましょう。
旧帝大は確かに簡単ではありません。
でも、本気で狙うのであれば、最初から「無理」と決めつける必要もありません。
難関だからこそ、逆算して一歩ずつ準備する。
それが旧帝大編入を目指すうえで大切なことです。

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