「大学編入って、国公立を目指したほうがいいの?」
「私立大学に編入するメリットってある?」
「私立大学に編入するデメリットも知りたい」
大学編入を考えていると、こんな疑問を持つ人もいると思います。
私自身、大学編入を経験しましたが、編入先を考えるときに大切なのは、国公立か私立かというだけで判断しないことです。
私立大学にも、編入先として選ぶメリットがあります。
一方で、学費や募集条件など、事前に確認しておきたい点もあります。
この記事では、大学編入で私立大学を選ぶメリット・デメリットについて解説します。

🦊ネクからひとこと
「私立だからやめておこう」と最初から候補から外すのは、ちょっともったいない。
大事なのは、私立かどうかより、
「ここで何を学びたいのか」
「編入した後もここに通いたいか」
という部分だよ。
私立大学を編入先に選ぶメリット
まずは、私立大学を選ぶメリットから見ていきましょう。
① 編入できる大学・学部を探しやすい
私立大学では、さまざまな大学・学部で編入学試験が実施されています。
もちろん、すべての大学・学部で募集しているわけではありません。
しかし、国公立大学だけに絞るよりも、私立大学まで含めて探したほうが、自分の学びたい分野に合う編入先を見つけやすくなることがあります。
実際に、2027年度も上智大学や杏林大学、武蔵野美術大学などで編入学選抜が行われています。
「編入するなら国公立」と決めつけず、私立大学も候補に入れてみる価値はあります。
② 自分に合った入試方式を探せる
私立大学の編入試験では、大学・学部によって選考方法がかなり異なります。
例えば、
- 専門科目+面接
- 小論文+面接
- 英語+専門科目
- 書類+面接
など、さまざまな形式があります。
そのため、自分の得意分野を生かせる大学を探すこともできます。
ただし、
「私立だから面接だけ」
「私立だから筆記試験は簡単」
というわけではありません。
実際の試験科目は、大学・学部ごとに確認する必要があります。
③ 試験日程の選択肢が増えることがある
私立大学を含めることで、受験日程の選択肢が増える場合があります。
大学によっては、複数の時期に編入試験を実施しているところもあります。
そのため、第一志望の試験日程だけに合わせるのではなく、
「この大学の試験も受けられそう」
といった形で受験計画を組めることがあります。
ただし、日程は年度によって変わるため、必ず最新の募集要項を確認しましょう。
④ 特定の分野を学ぶための選択肢になる
大学編入では、
「大学の名前」
だけでなく、
「その大学で何を学べるか」
を見ることが重要です。
例えば、自分が興味を持っている分野について、私立大学のほうに希望する授業や学科が見つかることもあります。
「国公立だから選ぶ」
のではなく、
「この分野を学びたいから、この大学を選ぶ」
という考え方もできます。
私立大学を選ぶデメリット
もちろん、メリットだけではありません。
私立大学への編入を考えるなら、次の点には注意しましょう。
① 学費の負担を考える必要がある
私立大学を選ぶ場合、学費は大きな判断材料になります。
編入後にどれくらいの学費が必要なのかだけでなく、
- 入学金
- 授業料
- 通学費
- 教材費
- 一人暮らしの費用
なども含めて考える必要があります。
「合格したから行く」
だけではなく、
「実際に通い続けられるか」
まで考えておきましょう。
② 「私立なら編入しやすい」とは限らない
これはかなり重要です。
私立大学だからといって、必ずしも編入しやすいわけではありません。
例えば、募集人数が少なかったり、専門科目の試験があったり、出願資格に条件が設定されていたりします。
上智大学では、2027年度の編入学試験について原則3年次・各学科若干名の募集となっています。
また、大学によっては特定の学部・学科しか編入試験を実施していない場合もあります。
そのため、
「私立だから受かりやすい」
という理由だけで志望校を決めるのはおすすめしません。
③ 大学によって募集状況が変わる
編入試験は、毎年同じ大学・学部で実施されるとは限りません。
例えば、2027年度の早稲田大学では、学部によって編入学試験の募集状況が異なり、基幹理工学部では2027年度入試を最後に三年次編入学試験の募集を停止すると案内されています。
つまり、
「去年募集していたから今年もある」
とは限りません。
私立大学を志望する場合も、必ずその年度の募集要項を確認しましょう。
④ 「大学名」だけで選ぶと後悔する可能性がある
私立大学を選ぶとき、
「有名だから」
「知名度が高いから」
という理由だけで決めるのはおすすめしません。
編入後には、その大学で授業を受け、必要な単位を取得して卒業を目指すことになります。
だからこそ、
- 学びたい分野があるか
- 興味のある授業があるか
- 編入後に必要な単位はどれくらいか
- 卒業までの計画を立てられるか
なども確認しておきたいところです。
私立大学を選ぶなら「編入できるか」だけで決めない
私立大学を探すときは、
「編入できる大学を探す」
だけでは不十分です。
次の順番で考えてみましょう。
STEP1|学びたい分野を決める
まず、
「編入して何を学びたいのか」
を考えます。
STEP2|私立大学も含めて候補を探す
国公立だけに限定せず、私立大学も含めて探します。
STEP3|編入試験があるか確認する
希望する学部・学科で編入試験を実施しているか確認します。
STEP4|出願資格を確認する
大学に在籍している人でも、大学によって必要な在学年数や取得単位などが異なる場合があります。
「大学生だから受けられる」とは限らないので、ここは必ず確認しましょう。
STEP5|試験内容を見る
英語、専門科目、小論文、面接、書類など、何が必要なのかを確認します。
STEP6|編入後の生活まで考える
最後に、
「合格したら本当にここへ行きたいか」
を考えます。
大学編入では、合格することだけを目標にすると、編入後に「思っていた大学と違った」となる可能性があります。
私立大学を選ぶべき人とは?
私立大学への編入を検討してもいいのは、例えばこんな人です。
- 学びたい分野に合う私立大学がある
- 希望する学部で編入試験を実施している
- 試験科目が自分の得意分野と合っている
- 受験日程を組みやすい
- 学費や通学面を含めて通える
- 合格したら実際にその大学へ行きたい
反対に、
「私立なら簡単そうだから」
「国公立より受かりやすそうだから」
という理由だけで選ぶのは避けたほうがいいでしょう。
まとめ
大学編入で私立大学を選ぶことには、メリットもデメリットもあります。
メリットとしては、
- 編入先の選択肢を広げやすい
- 自分に合った入試方式を探せる
- 試験日程の選択肢が増えることがある
- 学びたい分野に合う大学を見つけられる
といった点があります。
一方で、
- 学費の負担
- 募集人数や出願条件
- 募集学部・学科の違い
- 年度による募集変更
などには注意が必要です。
だからこそ、
「私立だから選ぶ」
のではなく、
「この大学で学びたいから選ぶ」
という考え方が大切です。
大学編入では、国公立か私立かだけで優劣を決める必要はありません。
自分が学びたいこと、試験内容、費用、編入後の生活まで含めて考えながら、志望校を選んでいきましょう。

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