「大学編入で学部を変えるのはあり?」
「今の学部とは違う分野を勉強したい」
「経済学部から法学部のような異分野への編入はできる?」
大学編入を考えていると、こんな疑問を持つ人もいるでしょう。
結論から言えば、異なる分野への大学編入は十分に選択肢になります。
ただし、同じ分野への編入と比べると、試験対策や編入後の学習で注意したいポイントがあります。
特に重要なのは、
「今の学部と違うから無理」ではなく、「なぜ分野を変えるのか」を自分で説明できること
です。
この記事では、異なる分野への大学編入を考えている人に向けて、メリットと注意点を解説します。

🦊ネクからひとこと
今の学部にいるからといって、卒業までずっと同じ分野を勉強しなきゃいけないわけじゃない。
「やっぱり別の分野を勉強したい」と思ったなら、それも立派な編入の理由になるよ。
ただし、分野を変えるなら「なぜ変えたいのか」はしっかり考えておこう。
大学編入で学部を変えるのはあり?
結論として、ありです。
大学編入では、現在の大学とは異なる分野の学部を志望することもできます。
実際、大学によっては、出身大学で学んでいた分野にかかわらず編入を受け付けています。
例えば法政大学通信教育部では、前籍の学習分野を問わず編入学を出願できることを案内しており、薬学から法学部や文学部への編入も例として挙げています。
一方で、すべての大学・学部が同じ条件というわけではありません。
出願資格や試験科目、単位認定、編入年次などは大学によって異なります。
そのため、
「異分野だから編入できない」
と考える必要はありませんが、
「どの大学でも異分野から編入できる」
とも考えないようにしましょう。
異なる分野へ編入するメリット
では、わざわざ今の学部とは違う分野へ編入するメリットは何でしょうか。
① 本当に興味のある分野を学べる
一番大きなメリットは、これでしょう。
大学に入学した後、
「思っていたより、この分野に興味がある」
と気づくことがあります。
例えば、
経済学を勉強していたけれど法律に興味を持った。
文学を学んでいたけれど心理学を専門的に勉強したくなった。
工学を学んでいたけれど情報系に進みたくなった。
このように、大学生活を経験したからこそ、自分が本当に学びたいことが見えてくる場合があります。
その場合、異分野への編入は一つの選択肢になります。
② 今までの経験を新しい分野に生かせる
異分野へ編入するからといって、これまでの大学生活が無駄になるわけではありません。
むしろ、以前の分野で学んだことが、新しい分野を学ぶうえで役立つことがあります。
例えば、
経済学+法律
心理学+教育
情報+経営
文学+メディア
など、複数の分野を組み合わせることで、自分ならではの視点を持てる可能性があります。
「今までの勉強を捨てる」
と考えるのではなく、
「今までの経験を次の分野にどうつなげるか」
と考えてみましょう。
③ 志望理由に自分の経験を生かせる
異分野への編入では、
「なぜ最初からその学部に行かなかったの?」
と疑問を持たれる可能性があります。
だからこそ、これまでの経験が重要になります。
例えば、
大学で○○を学んだ
↓
その中で△△に興味を持った
↓
もっと専門的に学びたいと思った
↓
現在の学部では十分に学べない
↓
編入を考えた
という流れです。
最初から完璧な進路を選んでいなかったとしても、
「大学生活を通して考えが変わった」
こと自体は悪いことではありません。
異分野への編入で注意したいこと
一方で、学部を変えるなら注意したいこともあります。
① 編入先の専門科目を早めに確認する
異分野への編入で特に注意したいのが、試験科目です。
例えば法学部を受験するなら、
- 憲法
- 民法
- 刑法
- 政治学
など、大学によってさまざまな専門科目が出題される可能性があります。
現在の大学でその分野をほとんど勉強していない場合、試験対策を一から始める必要が出てきます。
そのため、
「編入したい」
と思った段階で、
その大学では何が試験に出るのか
を確認しておきましょう。
② 「興味がある」だけで決めない
「なんとなく面白そう」
だけで学部を変えるのは、少し危険です。
もちろん、最初のきっかけとして興味を持つことは大切です。
ただ、編入試験に向けて勉強するなら、
「何を学びたいのか」
「なぜ今の大学ではなく、その分野なのか」
くらいまでは考えておきたいところです。
実際に大学の授業内容やカリキュラムを調べて、
「この分野を数年間勉強したい」
と思えるか確認しましょう。
③ 編入先で必要になる基礎知識を考える
異分野へ移る場合、編入先の学生がすでに学んでいる内容を、自分は十分に勉強していないことがあります。
例えば、
経済学部 → 法学部
なら、法学部の学生が1・2年次で学んでいる基礎科目を、自分で補う必要が出てくる可能性があります。
そのため、
「編入試験に合格するための勉強」
だけではなく、
「編入後に必要になる知識」
も少しずつ意識しておくといいでしょう。
④ 卒業までの計画を確認する
異分野への編入では、単位認定や卒業要件にも注意が必要です。
大学によっては、既修得単位を認定してもらえても、専門科目などは別途履修する必要があります。
また、関連分野ではない場合、必要な科目を2年間ですべて修得できず、卒業までの期間に影響する可能性を案内している大学もあります。
ここは、
「何単位認定されるか」だけを見るのではなく、「卒業に必要な科目が何なのか」を見る
ことが大切です。
⑤ 「なぜ学部を変えるのか」を説明できるようにする
異分野への編入では、面接や志望理由で、
「なぜ今の学部ではなく、この学部なのか?」
と聞かれる可能性があります。
ここで、
「今の学部が嫌だから」
だけでは弱くなってしまいます。
例えば、
現在の大学で○○を学ぶ中で、△△というテーマに興味を持った。しかし、現在の学部では△△を専門的に学ぶ機会が限られている。そこで、編入後は□□を中心に学びたい。
というように、
今までの経験 → 興味を持ったきっかけ → 編入したい理由 → 編入先で学びたいこと
をつなげて考えてみましょう。
同じ分野への編入と異分野への編入、どちらがいい?
どちらが絶対にいい、というものではありません。
同じ分野への編入
例えば、
経済学部 → 経済学部
のようなケースです。
すでに学んでいる知識をそのまま生かしやすいので、専門科目の勉強では取り組みやすい場合があります。
一方で、
「なぜわざわざ編入するのか」
という理由は、自分なりに整理しておく必要があります。
異分野への編入
例えば、
経済学部 → 法学部
のようなケースです。
新しい分野を一から学ぶ部分が増える可能性があります。
その一方で、
「なぜその分野を学びたいのか」
という理由を、自分の大学生活や経験と結びつけやすい場合もあります。
つまり、
同じ分野だから有利、異分野だから不利
と単純に決めることはできません。
重要なのは、
「自分が本当に学びたい分野なのか」
です。
異分野への編入を考えたら、まず何をする?
いきなり勉強を始めるのではなく、まずは次の順番で整理してみましょう。
STEP1|なぜその分野に興味を持ったのか考える
授業、ゼミ、読書、アルバイト、ニュース、大学生活など、きっかけを探します。
STEP2|編入先で何を学びたいのか調べる
大学名だけではなく、
- カリキュラム
- 専門科目
- ゼミ
- 研究分野
などを確認します。
STEP3|編入試験の内容を確認する
英語、専門科目、小論文、面接など、何が必要なのかを確認します。
STEP4|自分に足りない知識を整理する
現在の大学で学んでいない専門分野があるなら、どこから勉強する必要があるのか考えます。
STEP5|編入後の学習までイメージする
最後に、
「合格した後、この分野を本当に勉強していけるか」
を考えます。
ここまで考えて、
「やっぱりこの分野を学びたい」
と思えるなら、異分野への編入を目指す価値は十分にあります。
異分野への編入は「やり直し」ではない
現在の学部とは違う分野へ進むと、
「今までの大学生活が無駄になるのでは?」
と思う人もいるかもしれません。
でも、必ずしもそうではありません。
これまでの大学生活があったからこそ、
「別の分野を学びたい」
と気づけた可能性もあります。
大学で何を学んだかだけでなく、
大学生活を通して何に興味を持ったのか
も、編入を考えるうえでは大切な材料です。
私自身も、異なる分野から法学部への編入を経験しました。
だからこそ、異分野への編入を考えている人には、
「今の学部と違うから無理」
と最初から諦めてほしくありません。
もちろん、試験対策や編入後の勉強で苦労する部分はあります。
それでも、
「こっちをもっと勉強したい」
と思える分野があるなら、その気持ちは大切にしていいと思います。
まとめ
大学編入で学部を変えることは、十分に選択肢になります。
特に、
- 本当に興味のある分野を学びたい
- 大学生活を通して新しい興味が生まれた
- 今の学部では学びたいことを十分に学べない
- これまでの経験を別の分野につなげたい
という人にとって、異分野への編入は一つの方法です。
一方で、
- 編入試験の専門科目
- 編入先で必要な基礎知識
- 出願資格
- 単位認定
- 卒業までの計画
- なぜ学部を変えるのかという理由
などは、事前に確認しておきましょう。
大切なのは、
「今の学部と違うから無理」と考えないこと。
そして、
「なぜ、この分野を学びたいのか」を自分の言葉で説明できるようにすること。
大学生活を経験したからこそ見つかった興味なら、それも立派な編入の理由になります。

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