「大学編入の勉強を始めたいけど、参考書は何を使えばいいの?」
「編入試験専用の教材を買ったほうがいい?」
「英語・専門科目・小論文で、それぞれ何を使えばいい?」
大学編入を目指している人の中には、教材選びで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
書店やネットで参考書を探してみると、
「この参考書も良さそう」
「あっちの問題集も必要かも」
「編入専用の教材じゃないとダメなのかな?」
と迷ってしまうこともあります。
しかし、大学編入の教材選びでは、「みんなが使っている参考書」を選べばいいわけではありません。
大切なのは、
自分の志望校で何が出題されるのか
現在の自分に何が足りないのか
を確認したうえで、必要な教材を選ぶことです。
この記事では、大学編入の参考書・教材について、
- 参考書を選ぶときの基準
- 編入専用の教材は必要なのか
- 英語の教材の選び方
- 専門科目の教材の選び方
- 小論文の教材の選び方
- 教材を買いすぎないための注意点
- 独学での教材の使い方
などを初心者向けに解説します。

🦊ネクからひとこと
参考書って、探し始めるとめちゃくちゃ増えるよ!
「この参考書も良さそう!」
「こっちのほうが分かりやすそう!」
って買っていると、気づいたら本棚が参考書だらけ……なんてことも。
でも、大切なのは参考書を何冊持っているかじゃないよ。
自分の志望校に必要な教材を選んで、
その教材をちゃんと使い切ること。
まずは過去問を見て、
「自分には何が足りないのか?」
を考えてから教材を選ぼう!
大学編入の参考書はどうやって選ぶ?
大学編入の参考書を選ぶときに、最初から書店に行って参考書を探す必要はありません。
まず確認してほしいのが、志望校の募集要項と過去問です。
基本的には、
①志望校を決める
↓
②募集要項を確認する
↓
③試験科目を確認する
↓
④過去問を見る
↓
⑤現在の自分の学力を確認する
↓
⑥足りない部分を確認する
↓
⑦必要な教材を選ぶ
という順番がおすすめです。
この順番を逆にして、
「とりあえず参考書を買う」
としてしまうと、必要のない教材を買ってしまう可能性があります。
例えば、志望校の専門科目でほとんど出題されない分野を一生懸命勉強しても、限られた時間を効率よく使えているとはいえません。
だからこそ、教材選びは過去問から始めると考えてみましょう。
大学編入は「編入専用参考書」だけで勉強する必要はない
大学編入の勉強というと、
「編入試験専用の参考書を使わなければいけない」
と思う人もいるかもしれません。
しかし、必ずしもそうとは限りません。
大学編入では、
- 大学の教科書
- 市販の参考書
- 大学受験用の教材
- 資格試験の教材
- 専門書
- 問題集
- 過去問
など、さまざまな教材を組み合わせて勉強できます。
例えば英語なら、編入試験専用の教材だけでなく、大学受験用の英文解釈や長文読解の教材、TOEICなどの資格試験教材が役立つこともあります。
専門科目なら、現在の大学で使っている教科書が基礎固めに使える場合もあります。
つまり、
「編入用」と書いてあるかどうかだけで教材を判断しない
ことが大切です。
重要なのは、その教材が自分の志望校の試験対策に役立つかどうかです。
参考書を選ぶときに確認したい5つのポイント
教材を選ぶときは、次の5つを確認してみましょう。
①志望校の試験に必要か
一番重要なのがこれです。
どれだけ評判のいい参考書でも、志望校の試験に必要な内容と合っていなければ、優先順位は下がります。
例えば、専門科目の過去問を見て、
「この分野が頻繁に出ている」
と分かったのであれば、その分野を勉強できる教材を選びます。
②現在の自分のレベルに合っているか
難しい参考書を使えばいいわけでもありません。
基礎ができていない状態で難しい問題集に取り組んでも、内容を理解できず、勉強が進まないことがあります。
反対に、すでに十分な知識があるのに簡単すぎる教材を延々と使うのも効率的ではありません。
「今の自分に必要なレベルか」
を考えましょう。
③試験までの期間に終わらせられるか
教材の分量も重要です。
試験まで3か月しかないのに、分厚い参考書を何冊も完璧にしようとすると、時間が足りなくなるかもしれません。
そのため、
「良い教材か」だけでなく「試験までに使い切れるか」
も考えてみましょう。
④問題演習ができるか
参考書を読むだけでは、実際に問題を解けるようになったか分かりません。
できれば、
インプット
↓
問題演習
↓
復習
という流れを作れる教材を選びましょう。
⑤自分が継続して使えそうか
教材は、実際に使わなければ意味がありません。
説明が自分には分かりにくかったり、分厚すぎて続かなかったりするのであれば、別の教材を選ぶのも一つの方法です。
「有名だから」ではなく「自分が使いこなせるか」
を考えてみてください。
英語の参考書・教材はどう選ぶ?
大学編入の英語では、大学によって出題形式が異なります。
例えば、
- 長文読解
- 和訳
- 英作文
- 文法
- 語彙
- 英語資格
などがあります。
そのため、英語もまずは過去問を確認しましょう。
例えば長文読解が中心なら、
英単語
↓
英文法
↓
英文解釈
↓
長文読解
というように、必要な基礎から勉強します。
一方で、英語資格の提出が必要な大学なら、TOEIC・TOEFLなど、その大学で利用できる資格に合わせた教材を選ぶ必要があります。
英語資格については、こちらの記事も参考にしてください。
→大学編入で使える英語資格を徹底比較!TOEIC・TOEFL・英検はどれを受けるべき?
英語の教材を選ぶときに注意したいこと
英語が苦手な人ほど、いきなり難しい長文問題集に手を出さないようにしましょう。
例えば、単語や文法がほとんど分からない状態なら、まず基礎を固める必要があります。
反対に、基礎が十分できているなら、いつまでも簡単な教材だけを続ける必要もありません。
現在の自分の英語力と、志望校の過去問との距離を考えることが大切です。
専門科目の参考書・教材はどう選ぶ?
専門科目は、特に教材選びが難しい科目です。
経済学、法学、社会学、心理学、経営学など、分野によって必要な教材が大きく異なります。
さらに、同じ分野でも大学によって出題範囲や形式が違います。
そのため、専門科目では、
過去問
↓
大学の教科書
↓
参考書・専門書
↓
問題演習
という流れで教材を選ぶのがおすすめです。
まず過去問を見て、
「どの分野が出ているのか」
「用語説明なのか」
「論述なのか」
「計算問題なのか」
などを確認します。
そのうえで、必要な知識を学べる教材を選びましょう。
専門科目の勉強方法については、こちらの記事も参考にしてください。
大学の教科書を捨てないで!
専門科目を勉強するときに、意外と使えるのが現在の大学の教科書です。
「編入試験の勉強だから、市販の参考書を買わないといけない」
と思う必要はありません。
現在の大学で、編入試験に関係する科目を履修しているのであれば、その教科書や授業資料を使って基礎を確認してみましょう。
大学の授業で学んだ内容が、そのまま編入試験の専門科目につながることもあります。
もちろん、大学の授業だけで試験対策が完結するとは限りません。
しかし、
大学の授業
+
教科書
+
市販の参考書
+
過去問
というように組み合わせることで、教材を有効活用できます。
小論文の参考書・教材はどう選ぶ?
小論文では、参考書を読むだけではなく、実際に文章を書くことが重要です。
教材を選ぶときは、
- 小論文の基本的な書き方
- 論理的な文章の構成
- テーマに関する知識
- 実際の問題演習
- 添削
などを意識しましょう。
例えば、
小論文の書き方を学ぶ
↓
テーマについて知識を増やす
↓
実際に書く
↓
添削してもらう
↓
書き直す
という流れです。
小論文については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
小論文は「読むだけ」にならないようにする
小論文の参考書を何冊読んでも、実際に文章を書かなければ、本番で書けるようになるとは限りません。
そのため、
参考書を読む時間
と
実際に書く時間
の両方を作りましょう。
そして、できれば誰かに答案を見てもらうこともおすすめです。
自分では気づきにくい文章のクセや論理の飛躍などを指摘してもらえることがあります。
面接・志望理由書の教材はどうする?
面接や志望理由書については、参考書だけに頼る必要はありません。
まずは志望校の募集要項や大学公式サイトを確認しましょう。
そのうえで、
- なぜその大学に編入したいのか
- なぜ現在の大学ではなく編入先なのか
- 編入後に何を学びたいのか
- 将来何をしたいのか
などを自分自身で整理します。
面接練習については、大学の先生や友人などに協力してもらう方法もあります。
教材で知識を得ることと、実際に話す練習は別物です。
本番を想定して声に出して練習してみましょう。
大学編入の参考書を買いすぎない
大学編入の勉強を始めると、
「この参考書も必要かも」
「あっちの問題集もやったほうがいいかも」
と、どんどん教材が増えてしまうことがあります。
しかし、参考書をたくさん持っていることと、勉強ができていることは別です。
例えば、
参考書Aを20%
参考書Bを30%
参考書Cを10%
しか勉強していない状態より、
必要な参考書Aを何度も繰り返して使う
ほうが、知識が身につく場合があります。
もちろん、1冊ですべての対策ができないこともあります。
重要なのは、
「何冊買うか」ではなく、「なぜその教材が必要なのか」
を説明できる状態にすることです。
参考書を買う前に過去問を確認しよう
教材を買う前に、
「この参考書が必要なのはなぜ?」
と自分に問いかけてみましょう。
例えば、
過去問を見る
↓
専門科目の論述問題が多い
↓
基礎知識が足りない
↓
教科書で基礎を確認する
↓
論述対策の教材を追加する
というように考えます。
このように、過去問から教材を逆算することが重要です。
試験までの期間によって教材の選び方も変わる
試験までの期間によっても、使う教材は変わります。
試験まで1年以上ある場合
基礎教材を中心に、じっくり知識を身につけます。
英語なら単語・文法・英文解釈、専門科目なら教科書など、土台作りを意識しましょう。
試験まで半年程度の場合
基礎学習に加えて、問題演習や過去問にも取り組みます。
この段階では、試験で実際に使える知識にすることを意識しましょう。
試験まで3か月程度の場合
新しい教材を大量に増やすより、今まで使ってきた教材の復習と過去問を優先します。
特に苦手分野や頻出分野を重点的に勉強しましょう。
試験直前
基本的には、新しい教材を次々と購入するより、
- 過去問
- 間違えた問題
- 苦手分野
- 暗記が必要な知識
などを確認します。
直前期の教材は「増やす」より「絞る」ことを意識しましょう。
独学なら教材選びより「教材の使い方」が重要
独学の場合、教材を選んだ後の使い方も重要です。
基本的には、
教材を読む
↓
問題を解く
↓
間違える
↓
原因を確認する
↓
復習する
↓
もう一度解く
というサイクルを作りましょう。
「参考書を最初から最後まで読んだから終わり」ではありません。
実際に問題を解いて、
「自分が何をできないのか」
を確認してください。
そして、できなかった部分を教材に戻って復習します。
→大学編入は独学で合格できる?メリット・デメリットと勉強法を解説
大学編入の教材は図書館や中古も活用できる
教材費をできるだけ抑えたい場合は、必ずしも新品をすべて購入する必要はありません。
例えば、
- 大学図書館
- 公共図書館
- 中古書店
- フリマサイト
- 電子書籍
などを利用できる場合があります。
ただし、試験制度や出題内容に関係する情報は、古い教材だけに頼らないようにしましょう。
特に募集要項や出願資格、試験科目などは、必ず志望大学の最新情報を確認してください。
教材を安く手に入れることと、最新情報を確認することは分けて考えましょう。
独学なら「教材を選ぶ力」も身につけよう
独学では、予備校のカリキュラムに沿って教材を渡されるわけではありません。
だからこそ、
「自分には何が必要なのか?」
を考える必要があります。
例えば、
「英語の基礎が足りない」
→ 基礎教材を使う
「専門科目の知識が足りない」
→ 教科書・参考書を使う
「過去問を解けない」
→ 問題演習を増やす
「小論文を書けない」
→ 実際に書いて添削してもらう
というように、自分の弱点に合わせて教材を変えていきます。
これは単なる参考書選びではありません。
自分の課題を見つけて、その課題を解決できる教材を選ぶことです。
科目別・教材選びの基本形
最後に、教材選びの基本形をまとめます。
| 科目 | 基礎 | 演習 | 最終確認 |
|---|---|---|---|
| 英語 | 単語・文法・英文解釈 | 長文・資格教材 | 過去問 |
| 専門科目 | 大学の教科書・基礎教材 | 問題集・専門書 | 過去問 |
| 小論文 | 書き方・テーマ知識 | 論述練習 | 過去問・添削 |
| 面接 | 募集要項・自己分析 | 想定質問 | 模擬面接 |
ただし、これはあくまで基本形です。
大学によって試験内容が違うため、必ず志望校の過去問や募集要項を確認して、自分に必要な教材を決めてください。
大学編入の参考書・教材選びでよくある失敗
最後に、教材選びでありがちな失敗をまとめます。
①有名な参考書だから買う
有名だからといって、自分の志望校に必要とは限りません。
②参考書を大量に買う
教材が増えるほど、すべてを終わらせるのが難しくなります。
③過去問を最後まで見ない
過去問は、勉強の方向性を決めるためにも使えます。
④難しい教材から始める
現在の学力に合った教材から始めましょう。
⑤読むだけで満足する
実際に問題を解いて、知識が使えるか確認しましょう。
⑥教材だけで何とかしようとする
小論文や論述、面接などは、必要に応じて誰かに見てもらうことも大切です。
まとめ
大学編入の参考書・教材選びでは、「みんなが使っている教材」や「編入専用と書いてある教材」を選ぶことが目的ではありません。
大切なのは、
志望校を決める
↓
募集要項を確認する
↓
過去問を見る
↓
現在の学力を確認する
↓
足りない部分を洗い出す
↓
必要な教材を選ぶ
という順番です。
英語なら、
単語・文法・英文解釈・長文・英語資格
などから、自分のレベルと志望校の試験内容に合った教材を選びます。
専門科目なら、
大学の教科書・参考書・専門書・問題集・過去問
などを組み合わせます。
小論文なら、
書き方を学ぶ → 知識を増やす → 実際に書く → 添削する
という流れを意識しましょう。
そして、何より注意したいのが、参考書を買いすぎないことです。
参考書を何冊持っているかよりも、必要な教材をしっかり使い込むことのほうが重要です。
試験まで時間がない場合は、特に教材を増やしすぎないようにしましょう。
大学編入の教材選びで迷ったら、
「この教材は、自分の志望校に合格するために本当に必要なのか?」
と考えてみてください。
そして、教材を使って勉強したら、必ず過去問などで、
「実際に問題を解けるようになったか」
を確認しましょう。
教材はあくまで合格するための道具です。
「良い参考書を探すこと」に時間を使いすぎるのではなく、必要な教材を選んだら、実際の勉強を始めていきましょう。

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