「なぜこの大学を志望したのですか?」
大学編入の面接では、このように聞かれることがあります。
「この大学で学びたいからです」
と答えるだけでは、少し物足りないように感じる人もいるでしょう。
かといって、大学の公式サイトを調べて、
「○○という授業があって、△△という制度があって、□□という施設もあって……」
と全部説明しようとすると、今度は長くなってしまいます。
大切なのは、大学の特徴をたくさん話すことではなく、「自分が学びたいことと、その大学の特徴がどうつながっているのか」を説明することです。
この記事では、大学編入の面接で「なぜこの大学?」と聞かれたときの答え方を考えていきます。

🦊ネクからひとこと
大学のことをたくさん調べたからといって、全部話す必要はないよ。
「自分にとって何が決め手だったのか」を一つ考えてみよう!
「なぜこの大学?」で聞かれていること
「なぜこの大学を選んだのですか?」と聞かれたら、
「大学の特徴を全部説明しなきゃ」
と考える必要はありません。
面接で整理しておきたいのは、
「自分が学びたいことと、この大学のどこが合っているのか」
という部分です。
例えば、
「○○について学びたいからです。」
だけでは、
「それなら他の大学でもいいのでは?」
という疑問が残ります。
そこで、
「○○について学びたい」
↓
「そのために△△という環境が必要」
↓
「この大学には△△がある」
↓
「だから、この大学を志望した」
という形で考えてみます。
「この大学に行きたい」という気持ちを、大学の具体的な特徴と自分の目的につなげることがポイントです。
大学の特徴を「自分の目的」とつなげる
大学を調べると、さまざまな情報が出てきます。
例えば、
- 授業
- ゼミ
- 研究分野
- 教員
- 実習
- 留学制度
- 学習環境
などです。
ここで大切なのは、特徴を見つけるだけで終わらないことです。
例えば、
「○○という授業があるから志望しました。」
ではなく、
「私は○○について学びたいと考えています。そのため、○○について扱う授業がある点に魅力を感じ、この大学を志望しました。」
というように、
大学の特徴 → 自分が学びたいこと
までつなげます。
大学について調べたことを、そのまま読み上げる必要はありません。
「一番の決め手」を考えてみる
大学の魅力がいくつも見つかった場合は、
「その中で一番の決め手は何だったのか」
を考えてみましょう。
例えば、
「○○という授業がある」
「△△先生が研究している」
「□□という実習がある」
など、いくつか魅力があったとします。
そのすべてを話すのではなく、
「特に魅力を感じたのは○○です。」
と一つに絞っても構いません。
そのほうが、面接官にも伝わりやすくなります。
もちろん、複数の理由があっても問題ありません。
ただ、最初の回答では「これが一番の理由」という軸を持っておくと話しやすくなります。
「大学の名前」を入れ替えても成立する答えになっていないか
面接練習をするときは、自分の回答を見直してみましょう。
例えば、
「専門的な知識を学べる環境が整っているからです。」
という答えだったとします。
これだけでは、他の大学にも当てはまりそうです。
そこで、
「○○について学びたいと考えており、貴学では○○という授業を通して△△について学べる点に魅力を感じました。」
のように、自分が注目した具体的なポイントを入れてみます。
ただし、重要なのは大学の情報を増やすことではありません。
「自分がなぜそこに魅力を感じたのか」を説明できるようにしましょう。
「大学の特徴」だけを話し続けない
「なぜこの大学?」と聞かれると、大学について調べたことをたくさん話したくなるかもしれません。
例えば、
「○○という授業があります。また、△△というゼミがあり、□□という制度もあります。さらに……」
と続けてしまうケースです。
これでは、大学の紹介になってしまいます。
面接で話したいのは、
「大学に何があるか」ではなく、「それが自分にとってなぜ重要なのか」
です。
そのため、
「○○という授業がある」
で終わらず、
「自分は○○を学びたいので、その授業に魅力を感じた」
まで話すことを意識してみましょう。
「なぜこの大学?」は「なぜ編入?」の続きとして考える
「なぜ編入?」と、「なぜこの大学?」は関連しています。
ただし、答える内容は同じではありません。
「なぜ編入?」では、
なぜ現在の大学から移るのか
を説明します。
一方で、「なぜこの大学?」では、
なぜ数ある大学の中から、この大学を選んだのか
を説明します。
例えば、
「現在の大学で○○に興味を持ち、さらに専門的に学びたいと考えた」
というのが「なぜ編入?」の答えなら、
「その中でも、貴学には○○について学べる授業があり、自分が学びたい内容と合っている」
というのが「なぜこの大学?」の答えになります。
この2つを分けて整理しておくと、面接で質問されたときに答えやすくなります。
答えるときは「理由→具体的な特徴→自分とのつながり」
「なぜこの大学?」への答えを作るときは、
理由 → 具体的な特徴 → 自分とのつながり
という順番で考えてみるのもおすすめです。
例えば、
「○○について学びたいと考えているからです。貴学には○○という授業があり、△△について学べる点に魅力を感じました。編入後は、その学びを通して○○についてさらに理解を深めたいと考えています。」
という形です。
必ずこの形にしなければならないわけではありません。
まずは、
「自分が学びたいこと」と「この大学でできること」
がつながっているかを確認してみましょう。
大学の公式サイトをそのまま覚えない
大学について調べるときは、公式サイトや大学案内などを参考にすることになります。
ただ、その文章をそのまま覚えて面接で話す必要はありません。
例えば、
「本学では幅広い分野について横断的に学ぶことができ……」
という大学側の説明を覚えるより、
「私は○○と△△の両方に興味があるため、複数の分野を関連づけて学べる点に魅力を感じました。」
のように、自分の言葉に置き換えてみましょう。
同じ大学の情報でも、自分がなぜ興味を持ったのかを加えることで、面接で話しやすくなります。
「他の大学ではなく、この大学」という視点も持っておく
「なぜこの大学?」を考えるときは、
「他の大学ではなく、なぜここなのか」
という視点も役立ちます。
例えば、
「この大学にしかない授業だから」
「自分が研究したい分野を扱っているから」
「自分の興味と合うゼミがあるから」
などです。
ただし、
「この大学でしかできないこと」を無理に作る必要はありません。
他大学にも似た授業や研究環境があるとしても、
「自分が調べた中で、この大学の○○が特に自分の目的に合っていた」
と説明できれば十分です。
面接前に「大学のここが気になる」を3つ出す
面接前には、志望大学について気になるポイントを3つほど書き出してみましょう。
例えば、
①授業
どのような授業を受けたいのか。
②研究
どのような分野や研究に興味があるのか。
③環境
どのような学習環境や制度に魅力を感じたのか。
そのうえで、
「この中で一番、自分の編入後の目的につながっているものはどれか?」
を考えます。
これが「なぜこの大学?」への答えの中心になります。
「この大学だからこそ」を無理に作らない
「なぜこの大学?」と聞かれると、
「絶対にこの大学でなければならない理由を作らないといけない」
と思うかもしれません。
しかし、無理に特別な理由を作る必要はありません。
大切なのは、
「自分が学びたいこと」
と
「この大学で学べること」
がきちんとつながっていることです。
例えば、
「○○について学びたいと考えており、貴学では○○について詳しく学べる授業があるため、志望しました。」
という答えでも、自分の目的と大学の特徴が具体的につながっていれば、十分に説明になります。
まとめ
大学編入の面接で、
「なぜこの大学を志望したのですか?」
と聞かれたら、大学の特徴をたくさん並べる必要はありません。
まずは、
- 自分は何を学びたいのか
- そのために何が必要なのか
- この大学のどこが自分の目的と合っているのか
- その中で一番の決め手は何なのか
を整理してみましょう。
特に大切なのは、
「大学に何があるか」ではなく、「それが自分にとってなぜ重要なのか」
を説明することです。
「なぜ編入?」では現在の大学から移る理由を、
「なぜこの大学?」では、その中からこの大学を選んだ理由を説明します。
この2つを分けて準備しておけば、面接でも答えを整理しやすくなります。
最初から完璧な回答を作る必要はありません。
まずは志望大学について調べて、
「自分が一番魅力を感じたのはどこか」
を一つ見つけてみましょう。

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