「自己推薦書って、何を書けばいいの?」
「志望理由書と同じようなことを書いてしまいそう……」
大学編入では、出願書類として自己推薦書の提出を求められることがあります。
しかし、志望理由書なら「なぜ編入したいのか」を考えればいいのに対して、自己推薦書では、
「自分にはどんな強みがあるのか」
を考えなければなりません。
そのため、いざ書こうとすると、
「自分にはアピールできることがない」
と悩んでしまう人もいるでしょう。
今回は、大学編入の自己推薦書で何を書けばいいのか、考え方やまとめ方を解説します。

🦊ネクからひとこと
自己推薦書って「自分はこんなにすごいです!」ってアピールする文章だと思いがちだけど、無理にすごく見せる必要はないよ。
「自分が何をしてきたのか」を具体的に書くほうが、むしろ伝わりやすいんだよね。
まずは「何を推薦するのか」を考える
自己推薦書を書くとき、最初に考えたいのが、
「自分の何を推薦するのか?」
ということです。
例えば、
- 継続して努力できる
- 一つのことを深く調べられる
- 人と協力して取り組める
- 課題を見つけて行動できる
- 興味を持ったことを自主的に勉強できる
- 失敗しても改善しながら続けられる
などがあります。
ここで大切なのは、
「真面目な性格です」
のように、性格だけで終わらせないことです。
自己推薦書では、
強み → それが分かる経験
までセットで考えてみましょう。
「強み」だけではなく「証拠」を書く
例えば、
私は継続力があります。
と書いただけでは、なぜそう言えるのか分かりません。
そこで、
私は継続して努力できる点が強みです。大学では○○の勉強を始め、最初は苦手だったものの、毎日少しずつ取り組むことで○○までできるようになりました。
というように、実際の経験を加えます。
自己推薦書では、
「私は○○ができます」
だけではなく、
「なぜそう言えるのか」
まで書くことを意識しましょう。
自分の強みを証明する材料があると、文章にも説得力が出てきます。
大学生活の「普通の経験」も材料になる
「自己推薦できるような実績がない」
と悩む人もいると思います。
しかし、必ずしも、
- 大会で優勝した
- 資格をたくさん取得した
- 学外活動で大きな成果を出した
といった経験が必要なわけではありません。
例えば、
- 大学の授業で興味を持ったテーマを自分でも調べた
- 苦手な科目を克服するために勉強方法を変えた
- グループ課題で役割を担当した
- アルバイトと勉強を両立した
- 一つの分野を継続して勉強した
- 失敗したあとにやり方を変えた
といった経験も、自己推薦の材料になります。
重要なのは、経験の派手さではありません。
その経験から、自分のどんな特徴が分かるのか
を考えてみましょう。
「経験→行動→結果」で整理する
自分の経験を整理するときは、
経験
↓
自分がしたこと
↓
その結果
↓
そこから分かる自分の強み
という順番で考えるとまとめやすくなります。
例えば、
大学の授業で○○に興味を持った
↓
授業後に関連する本や論文を調べた
↓
自分でも○○について理解を深めることができた
↓
興味を持ったことを自分で調べていく姿勢が身についた
という形です。
最初から文章にしようとせず、まずは箇条書きにしてみても構いません。
「努力したこと」も自己推薦になる
自己推薦書では、結果だけを見る必要はありません。
むしろ、
「どのように取り組んだのか」
が自分の強みを伝える材料になることがあります。
例えば、
英語の成績が上がった
という結果だけでなく、
最初は長文が苦手だったため、毎日英文を読む時間を作り、分からなかった表現を記録するようにした。
と書けば、そこから、
「自分で課題を見つけて改善できる」
という強みにつなげられます。
大きな成果がなくても、
「どう努力したのか」
を振り返ってみましょう。
失敗した経験も使える
自己推薦書だからといって、成功した経験だけを書く必要はありません。
例えば、
最初は○○がうまくできなかった。
という経験でも、
そこで勉強方法を見直し、○○という方法に変えた。
と続ければ、
「課題に対して改善できる」
という強みを伝えられます。
失敗そのものをアピールするのではなく、
失敗に対して自分がどう行動したのか
に注目してみましょう。
志望理由書と同じ内容にしすぎない
自己推薦書を書くときに注意したいのが、志望理由書との重複です。
志望理由書では、
「なぜ編入したいのか」
という話が中心になります。
一方、自己推薦書では、
「自分にはどんな強みがあり、それをどのような経験から説明できるのか」
を中心に考えてみましょう。
例えば、
志望理由書
大学で○○を学んだことをきっかけに、さらに専門的に学びたいと考え、編入を志望しました。
自己推薦書
私の強みは、興味を持ったことを自分で調べて学びを深められる点です。大学の授業で○○に興味を持った後、授業で扱った内容だけでなく、関連する書籍なども調べました。
このように役割を分けると、同じ経験を使っていても別の文章にできます。
「自分を盛りすぎない」
自己推薦書だからといって、自分を必要以上に大きく見せる必要はありません。
例えば、
私は誰よりも努力できる人間です。
私には優れたリーダーシップがあります。
といった表現だけでは、具体的な根拠が分かりません。
それより、
グループ課題では○○を担当し、メンバーと相談しながら期限までに完成させました。
のように、実際の経験を書いたほうが伝わります。
「すごい人に見せる」より「自分が何をしてきたかを具体的に書く」
ことを意識しましょう。
書く前に「自分の強み」を3つ出してみる
いきなり自己推薦書を書くのが難しい場合は、まず自分の強みを3つ考えてみましょう。
例えば、
- 継続力
- 行動力
- 探究心
などです。
そして、それぞれについて、
「それが分かる経験はある?」
と考えてみます。
例えば、
継続力
→ 毎日○○の勉強を続けた
行動力
→ 授業で興味を持ったテーマを自分でも調べた
探究心
→ 一つのテーマについて複数の資料を調べた
というように整理します。
この中から、一番具体的に説明できるものを中心に文章を作っていけばいいでしょう。
大学によって書く内容が指定されている場合は注意
自己推薦書には、大学によって指定されたテーマや文字数がある場合があります。
例えば、
「これまでの活動について書いてください」
「あなたの長所について説明してください」
など、求められる内容が決まっていることもあります。
その場合は、まずその設問に答えることを優先しましょう。
「自己推薦書だからこう書く」と決めつけるのではなく、
その大学が何を聞いているのか
を確認してから書き始めることが大切です。
まとめ
大学編入の自己推薦書では、
「自分はこんなにすごい」
とアピールすることだけを考える必要はありません。
まずは、
自分の強み
↓
その強みが分かる経験
↓
自分が実際にしたこと
↓
そこから分かること
という流れで整理してみましょう。
特に、
「強みだけを書かず、その根拠となる経験を書く」
ことを意識してみてください。
また、自己推薦書と志望理由書は役割が違います。
志望理由書では「なぜ編入したいのか」を考え、自己推薦書では、
「自分にはどんな強みがあり、それをどんな経験から説明できるのか」
を考える。
このように分けて考えると、同じ内容を繰り返してしまうことも減ります。
もし「自分にはアピールできる実績がない」と感じているなら、まずは大学生活を振り返ってみましょう。
大きな実績ではなくても、
「自分が実際に努力したこと」
「自分なりに工夫したこと」
「興味を持って行動したこと」
の中に、自己推薦書の材料が見つかるかもしれません。

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