大学編入の専門科目では、知識を覚えているだけでは十分とは限りません。
試験では、その知識を使って設問に合った答案を書く力も必要になります。
「知識はあるのに、答案にすると何を書けばいいか分からない」
という状態になってしまう人もいます。
今回は、大学編入の専門科目で答案を書くときに意識したいポイントを紹介します。

🦊ネクからひとこと
専門用語をたくさん知っていても、聞かれていないことを書いてしまったらもったいない。
大切なのは「知っていること」ではなく、「聞かれたことに答えること」だよ。
まずは設問を正確に読む
答案を書く前に、まず確認したいのが設問です。
例えば、
「○○について説明しなさい」
なのか、
「○○の原因について論じなさい」
なのか、
「○○と△△の違いを説明しなさい」
なのかによって、書く内容は変わります。
専門知識があっても、設問が求めている内容と違うことを書けば、答案としては評価されにくくなります。
まずは「何について答える問題なのか」を明確にしましょう。
最初に答えを示す
論述や記述では、最初に自分の答えや定義を示すと、文章を組み立てやすくなります。
例えば、
「○○とは、〜を意味する概念である。」
と書いてから、その理由や特徴を説明していきます。
いきなり関連する知識を書き始めるのではなく、設問に対する答えを先に置くことを意識してみましょう。
知識をただ並べない
専門科目では、知っていることをたくさん書きたくなることがあります。
しかし、
「○○があります。△△もあります。□□もあります。」
と知識を並べるだけでは、設問への答えが分かりにくくなります。
重要なのは、知識を使ってなぜそう言えるのか、どのような関係があるのかまで説明することです。
例えば、
結論 → 根拠 → 具体的な説明
という流れを意識すると、文章を組み立てやすくなります。
問われていないことを書きすぎない
答案を書くときは、知識をたくさん持っているほど書きたくなることがあります。
しかし、答案には時間や字数の制限があります。
そのため、関連する知識をすべて入れる必要はありません。
「この知識は今回の設問に必要か?」
と考えながら、必要な内容を選びましょう。
知識量よりも、設問に対する答えとして必要な情報を入れることを優先します。
一つの段落に一つの役割を持たせる
長い答案を書く場合は、文章の役割を整理すると書きやすくなります。
例えば、
① 定義・結論
↓
② 理由・背景
↓
③ 具体的な説明や例
↓
④ まとめ
という流れです。
すべての問題でこの形にする必要はありませんが、何を書けばいいか迷ったときの基本形として使えます。
字数に合わせて内容を調整する
答案では、指定字数に合わせることも重要です。
短い答案なら、定義や重要なポイントを中心にまとめます。
一方で、長い論述なら、定義だけで終わらせず、背景や理由、具体例などを加えて内容を展開する必要があります。
同じテーマでも、100字で答える場合と600字で答える場合では書き方が変わります。
過去問を使って、実際の字数に合わせて書く練習をしておきましょう。
書き終わったら設問と照らし合わせる
答案を書き終えたら、最後にもう一度設問を確認します。
チェックしたいのは、
- 設問にきちんと答えているか
- 必要な用語が入っているか
- 話が途中でずれていないか
- 説明不足になっていないか
- 余計な内容を書きすぎていないか
といった部分です。
特に、「自分が書きたいこと」ではなく「問題が聞いていること」に答えているかを確認しましょう。
過去問で答案を書く練習をする
答案の書き方は、知識を覚えるだけでは身につきにくいものです。
過去問を使って、
問題を読む → 答えを考える → 実際に書く → 答案を見直す
という練習を繰り返しましょう。
大学によっては過去問だけでなく、解答例や出題意図が公開されている場合もあります。そうした資料があれば、自分の答案と照らし合わせるのも有効です。
まとめ
大学編入の専門科目で答案を書くときは、知識をたくさん書くことだけを意識する必要はありません。
大切なのは、
設問を読む → 答えを決める → 必要な知識を選ぶ → 答案を組み立てる → 設問と照らし合わせる
という流れです。
「知っていることを書く」のではなく、「聞かれたことに対して、必要な知識を使って答える」。
この意識を持って過去問に取り組むと、専門科目の答案も少しずつ書きやすくなっていきます。

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