大学編入の専門科目を勉強していると、
「この分野も出るかもしれない」
「念のため、ここも勉強しておこう」
と、どんどん勉強範囲が広がっていくことがあります。
もちろん、幅広く勉強することは悪いことではありません。
しかし、試験までの時間が限られているなら、すべてを完璧に勉強する必要はありません。
むしろ、編入試験では「どこまで勉強するか」だけでなく、どこを後回しにするか、どこを捨てるかを考えることも大切です。

🦊ネクからひとこと
「全部やらなきゃ」と思うと、参考書を開いても終わりが見えなくなるんだよね。
だからこそ、限られた時間で点数につながるところを優先することが大切だよ。
なぜ「捨てる」必要があるのか
専門科目は、勉強しようと思えばいくらでも勉強できます。
例えば経済学なら、基本的な用語から理論、学説、細かい論点まで広げられます。
しかし、試験まで3か月しかないのに、すべてを完璧にしようとすると、一つひとつの理解が浅くなってしまう可能性があります。
そこで、
「出題される可能性が高いところを優先する」
という考え方が重要になります。
捨てるというのは、適当に勉強することではありません。
限られた時間を、より点数につながりやすい部分に使うための判断です。
まず過去問から考える
勉強しない範囲を決めるとき、最初に確認したいのが過去問です。
過去数年分を見ることで、
- どの分野が頻繁に出ているか
- どの分野がほとんど出ていないか
- 用語説明が多いのか
- 論述が多いのか
といった傾向が見えてきます。
もちろん、過去に出ていないからといって、今後も絶対に出ないとは限りません。
それでも、勉強時間を配分するための材料にはなります。
「出題範囲」と「優先順位」は別
募集要項などに専門科目の範囲が書かれている場合、その範囲すべてが同じ重要度というわけではありません。
例えば、
A:過去問でよく出る
B:たまに出る
C:ほとんど出ていない
というように、自分なりに優先順位をつけることができます。
Aを十分に勉強してからBへ進み、Cは時間に余裕があれば確認する。
このように考えると、勉強する範囲を整理しやすくなります。
捨てるのは「重要ではない分野」とは限らない
ここは少し注意が必要です。
「出題頻度が低いから、この分野は完全に捨てよう」
と決めつけるのは危険です。
編入試験では、過去にあまり出ていなかった分野が出題されることもあります。
そのため、完全にゼロにするのではなく、
「深く勉強しない」
という捨て方もあります。
例えば、重要分野は詳しく勉強する一方で、優先度の低い分野は用語や基本的な考え方だけ確認しておく。
これなら、勉強時間を抑えながら最低限の対応もできます。
「捨てる基準」を決めておく
その場の気分で「今日はこの分野をやらない」と決めるのではなく、あらかじめ基準を作っておくと判断しやすくなります。
例えば、
- 過去問でほとんど出ていない
- 他の分野と比べて優先度が低い
- 理解に時間がかかりすぎる
- 今の自分には必要性が低い
- 重要分野の勉強がまだ終わっていない
といった基準です。
特に最後が重要です。
重要分野が終わっていない状態で、細かい分野に時間を使う必要があるのか?
と考えてみましょう。
試験直前ほど「捨てる判断」が重要になる
試験日が近づくほど、すべてを勉強する時間はなくなります。
この時期に、
「まだこの分野も覚えていない」
と焦って新しい範囲に手を広げるより、すでに勉強した重要分野を復習したほうがいい場合もあります。
特に、
知識を増やすことより、答案を書ける状態にすること
が重要になってくる時期です。
最後まで新しい知識を追い続けるのではなく、自分の得点源を固めることも考えてみましょう。
「全部やらない」と決めることも勉強
大学編入の専門科目では、勉強量を増やすことだけが正解ではありません。
どこを重点的に勉強するのか。
どこは最低限にするのか。
どこは一旦後回しにするのか。
こうした判断も、試験対策の一部です。
「捨てる」という言葉に抵抗があるなら、「優先順位を下げる」と考えてもいいでしょう。
まとめ
大学編入の専門科目では、すべての範囲を完璧に勉強しようとすると、時間が足りなくなることがあります。
だからこそ、
過去問や出題範囲を確認する → 優先順位をつける → 重要な分野から勉強する
という考え方が大切です。
勉強しない範囲を作ることは、手を抜くことではありません。
限られた時間の中で、どこに力を使うかを決めること。
それも大学編入の専門科目対策では、立派な戦略です。

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