大学編入の専門科目を勉強していると、
「論述問題って何を書けばいいの?」
「知識は覚えたけど、答案にする方法が分からない」
「頭の中では分かっているのに、文章にすると書けない」
ということがあります。
私自身も、専門科目の知識を覚えることと、実際に答案を書くことは別物だと感じました。
用語や理論を知っていても、それを文章として整理して説明するには別の練習が必要です。
大学編入では、専門科目で論述問題が出題される大学もあります。
そのため、専門知識を覚えるだけではなく、覚えた知識を答案として表現する練習もしておくことが大切です。
この記事では、大学編入の論述問題に取り組むときに意識したいことや、答案作成の基本、私が考える練習方法についてまとめます。

🦊ネクからひとこと
論述って、
最初は何を書けばいいか分からない。
頭の中には、
なんとなく知識がある。
でも、
「じゃあ文章にしてみて」
と言われると、
……。
ってなる。
おいらも、
こういうことはあると思う。
でも、
最初からきれいな答案を書こうとしなくていい。
まずは、
知っていることを書く。
そこから、
「これってどういう意味?」
「なぜそうなる?」
「具体的には?」
って足していく。
すると、
少しずつ文章になっていく。
論述は、
頭の中にある知識を
答案の形にする練習。
だから、
書かなきゃ上手くならない。
最初の答案が
ボロボロでも大丈夫。
一枚書いたら、
次は少し良くする。
また書いたら、
もう少し良くする。
おいらは、
この繰り返しでいいと思ってる。
大学編入の論述問題は「知識」だけでは解けない
大学編入の専門科目では、まず知識が必要です。
専門用語や理論を知らなければ、問題に答えることができません。
しかし、論述問題では、
「知っている」
だけでは十分ではありません。
例えば、
「○○について説明しなさい」
という問題が出た場合、
○○という言葉を知っているだけでは答案になりません。
その意味や特徴を整理して、相手に伝わる文章にする必要があります。
つまり論述問題では、
知識を持っていること
に加えて、
知識を整理して文章にする力
が必要になります。
まず問題文をしっかり読む
論述問題で最初にやることは、答案を書くことではありません。
問題文を読むことです。
当たり前に感じるかもしれませんが、ここはかなり重要です。
例えば、
「説明しなさい」
なのか、
「比較しなさい」
なのか、
「理由を述べなさい」
なのか、
「具体例を挙げて論じなさい」
なのかによって、書く内容が変わります。
問題文を読んだら、
「この問題は何を聞いているのか?」
を確認します。
問題文のキーワードを確認する
論述問題では、問題文の中に答案の方向性を決める言葉が入っていることがあります。
例えば、
- 説明する
- 比較する
- 理由を述べる
- 特徴を挙げる
- 具体例を示す
- メリット・デメリットを述べる
などです。
「比較しなさい」と書かれているのに、片方についてしか説明していなければ、問題に十分答えられていません。
そのため、答案を書く前に、
「何を答える必要があるのか」
を整理します。
いきなり文章を書かない
論述問題でありがちなのが、問題を見た瞬間に文章を書き始めることです。
もちろん、それで書ける人もいます。
しかし、私なら最初に簡単な構成を考えます。いわゆる構成メモ。
例えば、
① 結論
↓
② 理由・背景
↓
③ 詳しい説明
↓
④ 具体例
↓
⑤ まとめ
というように、大まかな流れを作ります。
もちろん、すべての論述問題がこの形になるわけではありません。
大切なのは、
「何をどの順番で書くか」
を考えてから文章にすることです。
まず知っていることを書き出す
問題を見て、
「何を書けばいいか分からない」
となった場合は、頭の中だけで考え続けるより、一度知っていることを書き出してみます。
例えば、
- 用語
- 定義
- 特徴
- 原因
- 結果
- メリット
- デメリット
- 具体例
- 関連する理論
などです。
最初は箇条書きでも構いません。
そこから、
「この中で答案に必要なのはどれか?」
を選んでいきます。
「結論」を意識する
論述では、何を言いたいのかが分かりにくい文章になってしまうことがあります。
そのため、まず自分の中で、
「結局、何を言いたいのか?」
を明確にします。
例えば、
「○○にはこのような特徴がある」
「○○が重要なのは、△△という理由があるためである」
というように、自分の答えの中心を決めます。
そのあとに理由や具体例を加えていきます。
一文を長くしすぎない
論述だからといって、一つの文章を長くする必要はありません。
一文の中に、
「Aであり、Bであり、さらにCであるため、Dとなり、その結果Eにつながる」
とたくさん詰め込むと、何を言いたいのか分かりにくくなることがあります。
一つの文章では、一つの内容を伝える。
そして、
「しかし」
「そのため」
「一方で」
「また」
などを使って、文章同士の関係を分かりやすくします。
専門用語は正しく使う
専門科目の論述では、専門用語を正しく使うことも重要です。
用語を知らない人にも分かるようにすることは大切ですが、だからといって専門用語を避けすぎる必要はありません。
むしろ、
専門用語を使いながら、その意味を正確に説明する
ことを意識します。
「○○とは、〜を意味する。」
というように、まず定義を示す方法もあります。
丸暗記した文章だけに頼らない
論述対策をしていると、模範解答をそのまま覚えたくなることがあります。
もちろん、模範解答から学ぶことはあります。
しかし、文章そのものを丸暗記してしまうと、問題の聞かれ方が少し変わったときに対応できないことがあります。
例えば、
「○○について説明しなさい」
という問題を覚えていても、
「○○と△△を比較しなさい」
と聞かれたら、別の答案が必要になります。
だから、
文章を丸暗記するより、答案の中身を理解する
ことを意識します。
答案を書いたら必ず見直す
答案を書き終えたら、そのまま終わりにしないことも大切です。
私なら、次のようなところを確認します。
- 問題にちゃんと答えているか
- 結論が分かるか
- 専門用語を間違えていないか
- 説明が不足していないか
- 同じことを繰り返していないか
- 話が途中で飛んでいないか
- 誤字脱字がないか
特に、
「この答案を初めて読む人が理解できるか?」
という視点で読み直してみます。
書いた答案を時間を置いて読み直す
答案を書いた直後は、自分では分かりやすく書けたように感じることがあります。
そこで、少し時間を置いてから読み直してみます。
すると、
「ここ説明が足りないな」
「この文章、何を言っているか分からないな」
という部分が見えてくることがあります。
自分の答案を客観的に見る練習にもなります。
模範解答と比較する
問題集や過去問に解説・模範解答がある場合は、自分の答案と比較してみます。
ただ、
「模範解答と文章が違う=自分の答案が間違い」
とは限りません。
大切なのは、
必要な内容が入っているか
です。
自分の答案に足りなかった知識があれば確認します。
逆に、
「自分はこういう順番で説明したけど、模範解答はこういう構成なんだ」
と比較することで、答案の作り方を学ぶこともできます。
「なぜこの答案になるのか」を考える
模範解答を見るときは、文章を写すだけにしないことをおすすめします。
例えば、
「なぜ最初にこの説明をしているのか?」
「なぜこの具体例が入っているのか?」
「なぜ最後にこの結論になっているのか?」
と考えます。
そうすると、単なる暗記ではなく、
答案の構成そのもの
を学ぶことができます。
字数制限がある場合は注意する
大学編入の論述問題では、字数が指定される場合があります。
例えば、
「○○について400字程度で説明しなさい」
という問題なら、当然ながら書きたいことをすべて書けばいいわけではありません。
限られた字数の中で、
何を残して、何を削るか
を考える必要があります。
そのため、普段から字数を意識して書く練習もしておくといいと思います。
最初は字数を気にしすぎなくてもいい
ただし、論述の練習を始めたばかりなら、最初から字数ばかりを気にしなくてもいいと思います。
まずは、
「自分の知識を文章にできるか」
を確認します。
慣れてきたら、
「これを400字にまとめる」
「この内容を300字で説明する」
というように、徐々に制限をつけていきます。
論述は「書く」ことで上達する
論述問題で一番避けたいのは、
「勉強していれば、そのうち書けるようになる」
と思ってしまうことです。
専門知識を覚えることはもちろん重要です。
しかし、実際に答案を書かなければ、
「どこから書けばいいのか分からない」
「文章がまとまらない」
「字数が足りない」
といった問題に気づきにくいです。
だからこそ、
実際に書いてみる。
これが重要です。
最初の答案はうまくなくていい
初めて論述問題に取り組んだときに、きれいな答案が書けなくても問題ありません。
むしろ、最初から完璧に書ける人のほうが少ないと思います。
私なら、
一回書く
↓
答案を見直す
↓
足りない知識を確認する
↓
もう一度書く
というように練習します。
一回目より二回目。
二回目より三回目。
少しずつ改善していけばいいです。
専門科目の知識と論述をつなげる
前の記事では、専門科目は暗記だけではなく、
暗記 → 理解 → 説明 → 問題演習
という流れが大切だと紹介しました。
論述問題は、その中でも特に、
「理解した知識を説明する」
部分につながっています。
用語を覚える。
↓
意味を理解する。
↓
自分の言葉で説明する。
↓
文章にする。
↓
答案としてまとめる。
この流れを意識すると、専門科目の勉強と論述対策がつながってきます。
私ならこうやって論述を練習する
私なら、論述問題の練習を次のように進めます。
① 過去問を確認する
まず、実際にどのような論述問題が出ているのか確認します。
② 問題文を分析する
「何について答えるのか」
「説明なのか、比較なのか」
「字数はどれくらいなのか」
を確認します。
③ 知っていることを書き出す
いきなり文章にせず、関連する知識を箇条書きにします。
④ 答案の構成を考える
何を最初に書き、何を次に説明するのかを決めます。
⑤ 実際に答案を書く
時間を測りながら、文章にします。
⑥ 答案を見直す
問題に答えられているか、説明不足がないかを確認します。
⑦ 模範解答と比較する
足りなかった知識や、参考になる構成を確認します。
⑧ もう一度書く
必要であれば、同じ問題でもう一度答案を作ります。
この繰り返しで、少しずつ答案を作る力を身につけていきます。
過去問を「書く練習」に使う
論述対策では、過去問を実際に書く練習に使います。
ただ答えを読むだけではなく、
「自分だったらどう答えるか」
を考えます。
そして答案を書いたあとに、
「この知識が足りなかった」
「この説明が分かりにくかった」
「結論が弱かった」
など、自分の課題を見つけます。
過去問は、出題傾向を確認するだけではなく、答案を書くための教材としても使うことができます。
まとめ
大学編入の論述問題では、専門知識を覚えるだけではなく、その知識を文章として説明する力が必要になります。
そのため、
① 問題文を読む
↓
② 何を聞かれているのか確認する
↓
③ 知っていることを整理する
↓
④ 答案の構成を考える
↓
⑤ 実際に書く
↓
⑥ 見直す
↓
⑦ 模範解答と比較する
という流れで練習してみてください。
最初からきれいな答案を書く必要はありません。
むしろ、
「まず書いてみる」
ことが大切です。
書いてみることで、
「知識が足りない」
「説明する力が足りない」
「文章の構成が苦手」
といった自分の弱点が見えてきます。
そして、その弱点を一つずつ潰していけばいい。
専門科目の論述は、知識を覚えるだけの勉強から、知識を使う勉強へ移るための大切な練習です。
大学編入で論述問題が出題される人は、参考書を読むだけで終わらせず、ぜひ実際に答案を書いてみてください。









コメント