「心理学部への編入試験では何が出る?」
「心理学はどこまで勉強すればいい?」
「心理学の専門科目ってどんな問題?」
「他学部から心理学部へ編入したい」
心理学部への大学編入を考えている人の中には、こうした疑問を持っている人もいると思います。
心理学部編入で特に注意したいのが、大学によって専門科目の出題範囲や試験形式が異なることです。
心理学の専門科目を課す大学もあれば、小論文や面接を中心に選考する大学もあります。
例えば甲南女子大学の2027年度編入学選抜では、心理学部心理学科で90分・200点の専門科目と面接が実施されています。
また、龍谷大学でも心理学部の3年次編入学試験について、専門科目の過去問題や解答例、出題の意図を公開しています。
つまり、
「心理学部編入=心理学を全部勉強すればいい」
とは限りません。
志望大学の試験内容を確認したうえで、必要な範囲に絞って勉強することが重要です。
この記事では、
- 心理学部編入の専門科目とは
- 基礎心理学
- 発達心理学・教育心理学
- 臨床心理学
- 社会心理学
- 心理学の勉強法
- 過去問の使い方
- 小論文・面接対策
- 他学部から心理学部へ編入する場合
- 編入後の注意点
について解説します。

🦊ネクからひとこと
心理学部編入では、心理学を全部勉強する前に、志望大学の出題範囲を確認しよう。
心理学は扱う分野が広いため、最初からすべてを覚えようとすると時間がかかる。
まずは、
募集要項 → 過去問 → 出題範囲
の順番で確認して、必要な分野から勉強するのがおすすめ。
心理学部編入の専門科目とは?
心理学部の編入試験では、心理学に関する基礎知識や心理学的な考え方を問う専門科目が課される場合があります。
出題される可能性がある分野としては、
- 心理学概論
- 認知心理学
- 発達心理学
- 社会心理学
- 教育心理学
- 臨床心理学
- 学習心理学
- 知覚心理学
- パーソナリティ心理学
- 心理統計学
- 心理学研究法
などがあります。
ただし、すべての大学でこれらが出題されるわけではありません。
例えば甲南女子大学では心理学部心理学科で専門科目を実施していますが、大学によっては専門科目以外の形式を採用している場合もあります。
そのため、まず志望大学の募集要項を確認しましょう。
基礎心理学
基礎心理学では、
- 認知
- 知覚
- 学習
- 記憶
- 感情
- 動機づけ
- 思考
- 言語
などがテーマになります。
例えば、
「古典的条件づけについて説明しなさい」
といった問題では、用語を知っているだけではなく、
「どのような学習の仕組みなのか」
を説明できることが重要です。
心理学用語については、
用語 → 定義 → 具体例
までセットで覚えておくとよいでしょう。
発達心理学・教育心理学
発達心理学では、
- 乳幼児期
- 青年期
- 成人期
- 発達段階
- 認知発達
- 愛着
- 青年期の発達
などがテーマになります。
教育心理学では、
- 学習
- 動機づけ
- 教育評価
- 学級集団
- 学習指導
などが扱われます。
この分野では、理論や用語を覚えるだけでなく、実際の発達や教育場面と結びつけて理解することが大切です。
臨床心理学
臨床心理学では、
- 心理療法
- カウンセリング
- 心理アセスメント
- ストレス
- 心理的支援
- 精神疾患に関する基礎知識
などがテーマになる場合があります。
ただし、心理学部だからといって必ず臨床心理学が中心になるわけではありません。
「心理学部=臨床心理学」
と考えず、志望大学の出題範囲を確認しましょう。
社会心理学
社会心理学では、
- 対人関係
- 集団
- 社会的認知
- 態度
- ステレオタイプ
- 同調
- リーダーシップ
などがテーマになります。
単語を暗記するだけではなく、
「なぜ人はそのような行動をするのか」
を心理学の理論から説明できるようにしておくと、論述問題にも対応しやすくなります。
心理学部編入の勉強法
心理学の専門科目は、次の流れで勉強すると効率的です。
STEP1 過去問を確認する
最初に過去問を見て、
何が出題されているのか
を確認します。
例えば龍谷大学では心理学部の編入学試験について、専門科目の試験問題だけでなく、解答例や出題の意図も公開しています。
過去問があるなら、まず問題を見ることから始めましょう。
STEP2 心理学の全体像を把握する
次に心理学の基本分野を一通り学びます。
この段階では、細かい知識をすべて覚える必要はありません。
「心理学にはどのような分野があるのか」
を理解することを優先します。
STEP3 出題分野を重点的に勉強する
過去問で頻出する分野が分かったら、その範囲を重点的に勉強します。
例えば認知心理学が多いなら認知心理学を、発達心理学が多いなら発達心理学を重点的に勉強します。
広く浅く始めて、過去問を見ながら必要な部分を深くする
というイメージです。
STEP4 説明する練習をする
最後に、覚えた用語や理論を自分の言葉で説明する練習をします。
例えば、
「○○とは何か」
だけでなく、
「○○とは何か。具体例を挙げて説明しなさい」
という形式にも答えられるようにしておきましょう。
心理学の専門科目で重要なこと
心理学では、用語を大量に暗記するだけでは不十分な場合があります。
例えば、
「ワーキングメモリについて説明しなさい」
という問題なら、単に用語の意味を書くのではなく、
定義 → 特徴 → 具体例
という形で説明できるようにしておくとよいでしょう。
また、心理学では研究法や統計が出題範囲に含まれることもあるため、志望大学の過去問に出ている場合は注意が必要です。
小論文・面接対策
心理学部の編入では、専門科目だけでなく小論文や面接を課す大学もあります。
面接では、
- なぜ心理学を学びたいのか
- なぜ編入したいのか
- なぜこの大学なのか
- 現在の大学では何を学んでいるのか
- 編入後に何を研究したいのか
- 将来何をしたいのか
などを説明できるようにしておきましょう。
特に、
「心理学を学びたい」
だけではなく、
「心理学の中でも何に興味があるのか」
まで具体的にしておくと、志望理由を作りやすくなります。
他学部から心理学部へ編入できる?
他学部から心理学部への編入を目指せる大学もあります。
例えば、
教育学 → 教育心理学
社会学 → 社会心理学
福祉 → 臨床心理学
文学 → 認知・言語心理学
など、現在の学びを編入後の心理学につなげることができます。
ただし、大学によって出願資格や必要な既修科目が異なるため、必ず募集要項を確認してください。
また、公認心理師を目指している場合は特に注意が必要です。
甲南女子大学では、心理学部への編入生について、公認心理師に必要な科目を3・4年次の2年間ですべて履修できない場合があるため、出願前の確認を求めています。
そのため、「心理学部に編入できるか」だけでなく、「編入後に必要な科目を履修できるか」まで確認することが重要です。
編入後の単位・資格にも注意
心理学部への編入では、
- 既修得単位の認定
- 必修科目
- 卒業に必要な単位
- 卒業論文
- 公認心理師に必要な科目
- 編入後の履修期間
なども確認しておきましょう。
特に資格取得を目的としている場合は、編入した時点で2年間の履修だけで必要な条件を満たせるとは限りません。
まとめ
心理学部編入で勉強する範囲は、大学・学科によって異なります。
主な分野としては、
- 心理学概論
- 認知心理学
- 発達心理学
- 社会心理学
- 教育心理学
- 臨床心理学
- 心理学研究法・統計
などがあります。
ただし、最初からすべてを勉強する必要はありません。
①募集要項を確認する
↓
②過去問を見る
↓
③心理学の全体像を把握する
↓
④出題分野を重点的に勉強する
↓
⑤用語や理論を説明する練習をする
という順番で進めましょう。
心理学部編入では、「心理学をどれだけ知っているか」だけでなく、「心理学の考え方を理解して説明できるか」も重要です。
そして、公認心理師などの資格取得を目指す場合は、試験対策だけでなく、編入後の科目履修や資格要件まで事前に確認しておきましょう。
試験内容や出願資格は大学・年度によって変わるため、受験する年度の募集要項を必ず確認してください。









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