「教育学部の編入試験では専門科目に何が出る?」
「教育学や教育心理学はどこまで勉強すればいい?」
「教員免許を取りたいけど、教育学部に編入できる?」
「他学部から教育学部へ編入したい」
教育学部への大学編入を考えている人の中には、こうした疑問を持っている人もいると思います。
教育学部の編入試験で注意したいのが、大学・学科・専攻によって試験内容が大きく異なることです。
教育学や教育心理学を専門科目として課す大学がある一方、小論文や面接を中心に選考する大学もあります。
例えば神戸親和大学の教育学部教育学科では、教育学・保育学・教育心理学に関する専門科目と面接を課しています。
また、北海道大学教育学部では3年次編入学試験の過去問として「総合問題」を公開しています。
一方、広島大学教育学部の3年次編入学では、個人面接(口頭試問を含む)と集団面接による選考となっています。
つまり、
「教育学部編入=教育学の専門科目を勉強すればいい」
とは限りません。
この記事では、
- 教育学部編入の専門科目とは
- 教育学部編入で出題される分野
- 教育学の専門科目
- 教育心理学の専門科目
- 教科教育の専門科目
- 教育・保育系の専門科目
- 専門科目の勉強法
- 小論文・面接対策
- 他学部から教育学部へ編入する場合
- 編入後の注意点
について解説します。

🦊ネクからひとこと
教育学部編入では、最初に志望大学の試験科目を確認しよう。
教育学、教育心理学、教科の専門科目など、大学によって必要な勉強は違う。
だから、いきなり教育学の参考書を最初から勉強するのではなく、
募集要項 → 過去問 → 出題範囲
の順番で確認するのがおすすめ。
専門科目がある場合も、出題される分野を絞ってから勉強することが大切。
教育学部編入の専門科目とは?
教育学部の編入試験では、教育に関する専門知識や思考力を問う試験が行われる場合があります。
ただし、大学によって試験の名称や内容は異なります。
例えば、
- 教育学
- 教育心理学
- 保育学
- 教科教育
- 教育に関する総合問題
- 小論文
- 面接・口頭試問
などです。
神戸親和大学では、教育学部教育学科の専門科目について、教育学・保育学・教育心理学に関する分野を出題内容としています。
一方、中部大学の教育学部現代教育学科では、書類審査・小論文・面接によって3年次編入の選抜を行っています。
このように、専門科目そのものがない大学もあるため、まず志望大学の募集要項を確認しましょう。
教育学部編入で出題される専門分野
教育学部では、主に次のような分野を学びます。
- 教育学
- 教育心理学
- 発達心理学
- 教育制度・教育行政
- 教育史
- 教育社会学
- 教育方法
- 教科教育
- 特別支援教育
- 幼児教育・保育
- 生徒指導
- 教育課程
ただし、すべてが試験に出るわけではありません。
志望する大学・学科の出題範囲に合わせて勉強することが重要です。
教育学の専門科目
教育学では、
- 教育の目的
- 教育思想
- 教育史
- 教育制度
- 教育行政
- 教育課程
- 教育方法
- 生徒指導
- 教育評価
- 教育政策
などがテーマになります。
例えば、
「教育の目的について説明しなさい」
「○○という教育思想について説明しなさい」
といった論述問題が出る場合には、単語を暗記するだけでは対応できません。
用語の意味だけでなく、
「何を意味するのか」
「どのような背景があるのか」
「教育にどのような影響を与えたのか」
まで説明できるようにしておきましょう。
教育心理学の専門科目
教育心理学では、
- 発達
- 学習
- 記憶
- 動機づけ
- 知能
- パーソナリティ
- 青年期
- 集団
- 学習指導
- 教育評価
などがテーマになります。
例えば、
「学習意欲を高めるにはどうすればよいか」
といったテーマでは、心理学の知識を使って説明する力が求められることがあります。
そのため、
用語を覚える → 理論を理解する → 教育場面に当てはめる
という流れで勉強するとよいでしょう。
教科教育の専門科目
教育学部では、教育学そのものではなく、特定の教科を教えるための専門知識が試験になる場合もあります。
例えば、
- 国語教育
- 英語教育
- 社会科教育
- 数学教育
- 理科教育
- 音楽教育
- 保健体育
- 技術教育
- 家庭科教育
などです。
奈良教育大学の編入学試験では、専修によって専門科目・小論文・実技・面接などを組み合わせています。理科教育専修では物理・化学・生物・地学から1科目を選択し、高校および大学初年度程度の内容が出題されています。
このタイプを受験する場合は、教育学だけでなく志望教科そのものの学力も必要になります。
教育・保育系の専門科目
幼児教育や保育を扱う教育学部では、
- 保育原理
- 幼児教育
- 発達
- 子どもの心理
- 保育内容
- 子育て支援
- 特別支援
などが出題範囲になる場合があります。
例えば神戸親和大学では、教育学科の専門科目に保育学も含まれています。
幼児教育系を志望する場合は、教育学だけに絞らず、子どもの発達や保育に関する基礎知識も確認しておきましょう。
専門科目はどこまで勉強すればいい?
教育学は扱う範囲が広いため、
「全部覚えなければいけないのでは?」
と考えてしまう人もいるでしょう。
しかし、最初から教育学の知識をすべて覚える必要はありません。
まずは過去問や募集要項から、
- 教育学中心なのか
- 教育心理学が含まれるのか
- 教科専門があるのか
- 論述形式なのか
- 総合問題なのか
を確認します。
そのうえで、実際に出題される分野を優先して勉強するようにしましょう。
北海道大学教育学部では、過去の編入学試験問題として「総合問題」を複数年度分公開しています。
過去問が手に入るなら、まず問題を見てから勉強範囲を決めるのがおすすめです。
教育学部編入の専門科目の勉強法
専門科目対策は、次の流れで進めましょう。
STEP1 試験科目を確認する
募集要項を確認して、
何が試験に出るのか
を把握します。
専門科目があるのか、小論文なのか、面接なのかも確認しましょう。
STEP2 過去問を見る
次に過去問を確認します。
例えば、
- 教育思想が多い
- 教育心理学が多い
- 教育時事が出る
- 論述問題が中心
- 教科専門が中心
など、出題傾向を整理します。
STEP3 基礎知識を身につける
出題範囲が分かったら、参考書や大学の教科書などを使って基礎知識を身につけます。
重要なのは、用語を見て意味を説明できる状態にすることです。
STEP4 答案を書く
最後に、実際に記述する練習をします。
例えば、
定義 → 背景 → 具体例 → 自分の考え
のように、論理的に説明する練習をしておきましょう。
小論文対策
教育学部の編入では、小論文が試験科目になる大学もあります。
テーマとしては、
- 不登校
- いじめ
- 教員不足
- ICT教育
- 特別支援教育
- 教育格差
- 少子化
- 学校と地域
- 子どもの貧困
- 教員の働き方
など、教育に関する社会的な問題が考えられます。
ただ知識を並べるのではなく、
現状 → 課題 → 原因 → 解決策 → 自分の考え
という形で整理して書く練習をしましょう。
面接対策
教育学部では、面接で教育を学ぶ目的や教職への意欲を確認される場合があります。
例えば、
- なぜ教育学を学びたいのか
- なぜ編入するのか
- なぜこの大学なのか
- 現在の大学では何を学んでいるのか
- 編入後に何を研究したいのか
- 将来どのような仕事をしたいのか
などです。
奈良教育大学でも、編入希望の動機や教職への意欲、これまでの学習との関連などを面接で確認するとしています。
そのため、
「教育に興味があります」
だけで終わらせず、
「現在の学び → 教育に興味を持った理由 → 編入後に学びたいこと → 将来」
までつなげて説明できるようにしておきましょう。
他学部から教育学部へ編入できる?
他学部から教育学部への編入を目指せる大学もあります。
例えば、
心理学 → 教育心理学
文学 → 国語教育
外国語 → 英語教育
理学 → 理科教育
体育系 → 保健体育
など、現在の専攻を編入後の学びにつなげることができます。
ただし、教員免許の取得を目的とする場合は注意が必要です。
編入後に必要な教職課程の科目をすべて履修できるとは限らないため、「編入できるか」だけでなく「希望する免許を取得できるか」まで確認することが重要です。
編入後の単位・資格にも注意
教育学部への編入では、合格後の履修計画も確認しておきましょう。
特に、
- 既修得単位の認定
- 教職課程
- 必修科目
- 実習
- 卒業までの期間
- 教員免許の取得条件
です。
教育学部では教職課程や教育実習などが関係するため、一般的な学部編入以上に卒業までの履修計画を事前に確認することが重要です。
まとめ
教育学部編入の専門科目は、大学・学科・専攻によって大きく異なります。
主な分野としては、
- 教育学
- 教育心理学
- 教科教育
- 教育史・教育制度
- 保育・幼児教育
- 特別支援教育
などがあります。
そのため、
①募集要項で試験科目を確認する
↓
②過去問から出題範囲を把握する
↓
③必要な専門知識を勉強する
↓
④小論文・面接も対策する
という順番で進めましょう。
教育学部への編入では、「教育を学びたい」という気持ちだけでなく、何を学び、将来どう活かしたいのかを明確にしておくことが大切です。
また、教員免許の取得を目指す場合は、編入後の教職課程や単位認定についても必ず確認してください。
試験内容や出願資格は大学・年度によって変わるため、受験する年度の募集要項を必ず確認しましょう。









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